Android Autoでできること

Android Autoではスマートフォンの機能のうち、ナビゲーション(Google Map)、通話/メッセージング、音楽再生やポッドキャストといった機能が利用できる。このうちメッセージングと音楽再生についてはサードパーティに機能が公開されており、メッセージングであればGoogle HangoutだけでなくSkypeなどのメッセージも受信できる(LINEは現時点で非対応)。

また音楽でもAWAやAudibleなどが対応を済ませており、Google Music以外のサービスが利用可能だ。こうしたアプリによる拡張が可能な点もAndroid Autoの特徴であり、アプリ側がAndroid Auto対応を済ませてあれば、専用にアプリをインストールする必要はない(アプリ側がAndroid Auto接続時に最適化した表示を行う)。

Android AutoはAndroid 5.0「Lollipop」以上に対応しており、本日よりアプリのかたちでGoogle Playからダウンロードできる。一度インストールしてしまえば、あとは対応カーナビに接続すると、自動的に認識して利用できる。Android Auto対応アプリについても通常のスマートフォン用アプリが追加でAndroid Auto対応をするものなので、個別にダウンロードする必要はない。

Google Playから無料でダウンロード可能。容量は約13MBとコンパクトだ

設定する項目などはほとんどなく、USBケーブルで対応カーナビと接続すれば、自動的に設定される

製品のデモンストレーションでは、音声入力で目的地を伝えることでナビゲーションがスタートする様や、ナビゲーション中に「ガソリンスタンド」と追加の目的地を伝えることで最寄りのスタンドまでの道を経由地として検索する様や、Google Play Musicの代わりにAWAを使ってストリーミング再生する様などが紹介された。

ナビゲーション中に追加の目的地を指定してやると、経由地として認識された。音声認識の精度もかなり高く、十分実用的なレベル

AWAの最新版は、Android Autoに対応しているため、接続すれば自動的に認識され、Android Auto上で利用できる