Core i7やNVMe対応SSDを搭載し、高い性能を実現

HP Spectre 13は、プレミアム製品らしく、PCとしての基本性能についても妥協はない。まず、CPUとして最新の第6世代Intel Core iプロセッサー(開発コード名:Skylake)を採用。今回試用した上位モデルはCore i7-6500U(2.50GHz)を、下位モデルはCore i5-6300U(2.30GHz)を搭載する。

一般的に、超薄型モバイルノートPCや2in1 PCでは、よりTDPが低いCore mを採用する製品が多い。Core mは発熱が小さいので薄型化には有利だが、Core iに比べると動作クロックが低く、性能的にはCore iに及ばない。Core i7/i5を搭載したHP Spectre 13なら、スタンダードクラスのA4サイズノートPCと比べても遜色のない性能を誇る。

メモリは8GBで増設はできないが、一般的な利用なら十分だろう。また、ストレージとして、512GB(上位モデル)、または256GB(下位モデル)のSSDを搭載しているが、こちらも、一般的なSATA 3.0接続ではなく、PCI Express接続でNVMeに対応した超高速SSDだ。試用機はSamsungのPM951を搭載していた。ストレージ性能が非常に高く、快適な環境を実現する。

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視野角の広いIPS液晶を搭載

13.3型の液晶ディスプレイは、解像度が1,920×1,080ドットのフルHDだ。より解像度の高い液晶を搭載する製品もあるが、Windows 10の設定で100%表示にすると画面の文字やアイコンが小さくなるため、150%以上の表示をデフォルトにしていることが多い。13.3型でフルHDというのは、100%表示でも十分視認できる、バランスのとれた解像度である。

液晶パネルは視野角の広いIPS方式で、発色は鮮やか、コントラストも高い。ただし、表面は光沢仕上げなので、外光の映り込みが気になることもある。液晶の上部には約92万画素のWebカメラを搭載しており、ビデオチャットなどに利用できる。

液晶は13.3型で、解像度は1,920×1,080ドットのフルHD。IPS液晶を採用しており、視野角は広い