近年のPCゲームの進化に伴い、改めて重要視されているのがCPUの性能。いくらグラボが高性能でもCPUがボトルネックになると、映像がカクついたりレイテンシが発生してゲーム体験を大きく損ねてしまう。AAAタイトルやeスポーツなどの高フレームレートが“勝ち”に大きく影響するゲームでは、文字通り“命取り”になりかねない。
そのため、最新世代のゲーマー向けCPUでは、単純なクロック数のアップだけでなく革新的な技術を投入してキャッシュ容量の増大や冷却効率の向上などを図り、ゲーム体験を総合的に底上げする工夫が凝らされている。その代表格が「AMD Ryzen™ X3Dシリーズ」だ。
今回は、インバースネットの次世代ゲーミングPCブランド「FREX∀R」のラインナップのうち、同CPUを搭載する最新モデル「FRXAB850W/985」をフィーチャー。CPUに採用された3D V-Cache™などの先進技術がもたらすゲーム性能の圧倒的な進化と、そのパフォーマンスをフルに引き出す「FREX∀R」の実力に迫っていく。
老舗BTOパソコンから新ブランド「FREX∀R」登場
用途や予算に合わせてCPUやメモリ、ストレージなどのパーツを選んでカスタマイズできるBTO(Build To Order=受注生産)パソコン。自分にぴったりの構成にしやすいためスペックにこだわりのあるユーザーに人気だが、そのBTO方式を導入した先駆け的なPCブランドが「FRONTIER」だ。1993年の創業から30年以上の実績を持ち、個人ユーザーだけでなく法人ユーザーからも高い支持を得ている。
同ブランドの特徴のひとつが、“品質”の高さ。創業当初より一貫して山口県内にある自社工場で生産しているのに加え、組み立て後の検査に多くの時間をかけ、厳しい高負荷検査や外観確認などを実施。また電源装置のコンデンサーに高品質な日本製部品を採用するなどパーツの選定にもこだわっており、その耐久性の高さや動作の安定性はユーザーからも高く評価されている。
ラインナップが豊富なのも特徴で、一般向けのスタンダードなPCからクリエイティブ向けPCまで多彩な製品を展開している。なかでもゲーミングPCはエントリー向けからハイエンド向けまで充実しており、性能やデザイン性の高さでゲーム初心者からプロゲーマーまで幅広いユーザーに人気だ。
そのFRONTIERを展開するインバースネットが「異次元の楽しさ、無限の可能性。」というコンセプトのもと、2025年10月に新しく立ち上げたゲーミングPCシリーズが「FREX∀R(フレクサー)」だ。「FRONTIER」の「FR」と、上級や専門的を意味するEXCLUSIVEの「EX」、道具や技能を意味するARTICLEの「AR」に、「すべての」を意味する「∀」を組み合わせた名称で、「すべてのユーザーに寄り添い、その声を取り入れながら革新的な製品を生み出し続ける」というメッセージが込められている。
洗練されたデザインと高性能を両立した「FRXAB850W/985」
「FREX∀R」は、現在フルタワー型の「Z」とミニタワー型の「X」の2シリーズが展開されている。いずれもカラバリはブラックとホワイトの2色が用意され、標準で3年という長期保証が付属する。今回試したのは、そのうち「X」シリーズの「AMD Ryzen™ 7 9850X3D」搭載モデルだ。
AMD Ryzen™ 7 9850X3Dとは
AMD Ryzen™ 7 9850X3Dは、AMDのゲーミングPC向けCPU「AMD Ryzen™ X3Dシリーズ」のうち最新世代のモデル。同シリーズは通常のAMD Ryzen™ シリーズに3D V-Cacheテクノロジーなどの革新的な技術を取り入れることで、ゲーミング性能を大幅に向上させたプロセッサーだ。
CPU名称の「X3D」の由来ともなっている3D V-Cacheテクノロジーは、通常だとCCD(CPUコアが集まったチップ)上に平面に配置されるL3キャッシュを垂直に積層させることで、従来比最大3倍の容量を実現する技術。AMD Ryzen™ 7 9850X3Dでは、通常のAMD Ryzen™ 7シリーズの32MBに対して96MBの大容量となっている。
第1世代の3D V-CacheテクノロジーではCCDの表側にL3キャッシュを積層していたが、AMD Ryzen™ 7 9850X3Dが採用する第2世代では裏側に配置することでCCDの熱を逃がしやすくしている。それによって冷却効率が大きく向上しており、ブースト時に5.6GHzという高いクロック動作を実現。前モデルのAMD Ryzen™ 7 9800X3Dからは400MHzも向上しており、CPUパワーが求められるゲームタイトルをより快適に楽しめるようになっている。
これだけの性能の高さにもかかわらず、TDPは120Wに抑えられており電力効率が高いのもポイント。そのため発熱の面でも有利で、高性能な水冷CPUクーラーなどと組み合わせることで静粛かつ安定したゲームプレイを実現しやすい。
AMD Ryzen™ 7 9850X3Dで何が変わるのか
実際のゲームプレイ時には、アプリ起動時の動作速度やデータロードの改善、キャッシュ容量増加によるデータアクセス速度の改善などが期待できる。データアクセスが頻発するシーンでもフレームレートが落ちにくくなるため、高画質設定でも安定したゲームプレイを楽しめる。重量級のAAAタイトルや、高フレームレートが求められるFPS/TPSなどの“ここぞ”という場面では、とくに大きな差を感じられるはずだ。
もちろん、ゲームだけでなく普段使いでもその性能の高さは恩恵がある。Officeソフトのようなシングルスレッド性能が大きく影響するアプリがよりサクサク動作するし、コア数が8コア16スレッドと多いため、動画のエンコードやマルチタスクのようにマルチスレッド性能が求められるシーンでも快適に動作する。
実際にゲームで試してみた
そこで、実機を使って人気ゲームを試してみることにした。使用した機種の主なスペックは次の通り。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル | FRXAB850W/985 |
| CPU | AMD Ryzen™ 7 9850X3D(5.6GHz / 8コア / 16スレッド) |
| メモリ | 32GB(DDR5 16GB × 2) |
| SSD | 1TB(M.2 NVMe) |
| グラフィックス | AMD Radeon™ RX 9070 XT Steel Legend 16GB [ホワイト] |
| OS | Windows 11 Home 64ビット |
今回試したのは、人気バトルロイヤルゲーム「Apex Legends」。フレームレートの144fps制限を解除して画質を最高に設定し、フルHDとWQHD、4Kのそれぞれの解像度でトレーニングモードをプレイして、フレームレートを計測してみた。
Apex Legendsプレイ時のフレームレート
| 解像度 | 平均フレームレート |
|---|---|
| フルHD | 299fps |
| WQHD | 299fps |
| 4K | 289fps |
結果を見ると、Apex Legendsなら4K解像度でも289psという上限(300fps)に近いフレームレートを安定して出せることがわかる。同クラスの競合CPU+グラボと比較してみてもフレームレートは向上しており、X3Dのゲーム性能の高さがうかがえる。144Hz以上の高リフレッシュレートのゲーミングモニターなら、そのポテンシャルを最大限活かしたゲームプレイが可能になるわけだ。


Apex Legendsは、4Kでも平均フレームレートが289fpsで快適にプレイできた
© 2025 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Respawn, the Respawn logo, and Apex Legends are trademarks of Electronic Arts Inc.
続いてゲームプレイ時のCPUやGPUの平均温度も測定してみた。
Apex Legendsプレイ時の平均温度
| 解像度 | CPU温度 | GPU温度 |
|---|---|---|
| フルHD | 56℃ | 81℃ |
| WQHD | 58℃ | 83℃ |
| 4K | 57℃ | 84℃ |
4Kプレイ時でもCPUは平均で57℃、高負荷時でも60℃を少し超える程度という低い温度に抑えられており、その冷却効率の高さがわかる。実際、長時間プレイした際も動作が終始安定しており、時間を忘れて快適にゲームを楽しむことができた。
なお、今回試した「FRXAB850W/985」には水冷CPUクーラーが搭載されており、負荷の高い場面でもファンの音はよく抑えられていた。Apex Legendsプレイ時に騒音計でフロントパネルから30cmの距離で測ってみたところ32dBA程度で、図書館くらいの騒音レベル。Web閲覧や文書作成などの日常用途ではさらに静かで、騒音に気を散らせることなく作業に集中することが可能だった。
-

4K時のApex Legendsプレイ中のCPU温度とGPU温度。CPUは高負荷時でも60℃前後の比較的低い温度で安定しており、冷却効率の高さがわかる
© 2025 Electronic Arts Inc. EA, the EA logo, Respawn, the Respawn logo, and Apex Legends are trademarks of Electronic Arts Inc.
CPU性能を活かす設計が魅力的な「FREX∀R」
実際に製品を使用してみて、改めて感じたのが外観のスタイリッシュさ。写真ではわかりにくいが、フロントパネルやサイドパネルにFREX∀Rの「F」をモチーフにしたブランドロゴマークが立体的にあしらわれており、デザイン的なアクセントになっている。また流線型を基調としたシンプルで洗練されたフォルムのケースは、インテリアにも馴染みやすく、部屋のどこに置いてもサマになる。
ケースの前面や上面に金属製のメッシュパネルが、左側面にガラスサイドパネルが採用されており、質感が高いのも魅力。電源を入れると内部のファンやグラボ、CPUクーラーのライティングがケースを美しく彩って目を楽しませてくれる。もちろん、ライティングはプリインストールされているアプリで、自分好みの色や光らせ方に変更可能だ。
今回は2種類あるカラバリのうちホワイトモデルを試したが、搭載されているグラボや電源ケーブル、水冷CPUクーラーなどのパーツの色もケースの色に揃えられていて統一感があった。また、ほとんどのケーブルがマザーボードの裏側に配線されており、ケース内部がすっきりとしているのもうれしいところ。ケースには前面に2基、背面に1基、天面に3基の12cm角ファンが配置されているが、エアフローの妨げとなるものがなく風通しがいいため、長時間負荷がかかっても温度が上がりにくく安定した稼働が可能だ。
この内部空間のゆとりは性能面でも恩恵があり、ミニタワーながらカード長30cmを超える大型グラボを搭載できるようになっている。今回のモデルに搭載されていたグラボ「AMD Radeon™ RX 9070 XT」も3連ファンの大型タイプだが、自重でたわんだり、経年でズレたりしないようにサポートステイ(ステルス・スタビライザー)でケースにガッチリ固定されており、安心して使用することが可能だった。
すべてのゲーマーにとって“間違いのない選択肢”
ゲーミング最強クラスのCPUとも表現されるモンスター級のパフォーマンスを持つAMD Ryzen™ 7 9850X3D。その持てる性能をフルに引き出すゲーミングPCが「FRXAB850W/985」だ。優れた電力効率と強力なエアフローがもたらす安定した動作、先進技術によりゲーム性能を高めたCPUとハイエンドグラボが実現する高フレームレートは、動作要件の厳しいAAAタイトルでも快適なゲームプレイを約束してくれるに違いない。
シンプルながら部屋のインテリアに調和する美しく洗練されたデザインは、ゲームプレイ時のモチベーションを高めてくれるだけでなく、日常用途でも使いやすいのが好印象。さらに標準で3年間のセンドバック保証が付属するうえ、購入後3カ月間の故障時新品交換対応や、保証期間中の年1回無料点検サービス、1年間アップグレード作業代無料などの手厚いサポート体制も用意されており、長期にわたって安心して使えるのも「FREX∀R」ならでは。ゲーム体験を思う存分味わいたいゲーマーにとって、デザイン、性能、サポートのすべてにおいて死角のない本製品は“間違いのない選択肢”となってくれるはずだ。
[PR]提供:インバースネット株式会社














