一夜明け、"まだ"筋肉痛に見舞われていないことを確認。参加者全員がバスに乗り込み、渓流釣りへと向かう。朝のうちは小雨がぱらついていたので、WSD-F10のプリインストールアプリ、日本気象協会の「Go雨!探知機」で雨雲の様子を見てみる。すると、現在地から半径5kmには細切れの雨雲があるようだが、半径10kmまで広げると、雨雲が見えなくなっていく(Androidスマートフォン側にもGo雨!探知機アプリが必要)。どうやら天気は大丈夫そうだ。

現在の位置を中心として、雨雲の動きをリアルタイムでチェックする「Go雨!探知機」アプリ。左側がWSD-F10の画面、右側がAndroidスマートフォンのアプリ画面だ

ポイントに到着したら、WSD-F10の設定を行う。まずスマートフォンアプリのCASIO MOMENT SETTER+を起動して、フィッシングに関する設定だ。それからWSD-F10のアクティビティアプリ「フィッシング」をスタート。前日のトレッキングと同じように、FR100のインターバル撮影も開始している。

ここで釣る!

設定を教えてくれているのは、WSD-F10の開発メンバーでもあるカシオの今村氏

CASIO MOMENT SETTER+アプリ(フィッシング)の設定と、フィッシング中の通知(WSD-F10の画面)

WSD-F10のツールアプリで気圧の推移をチェック

今回は残念ながら、"釣れ時"の通知を受けられなかった

でも爆釣

水辺でありがたいWSD-F10の防水性能。汚れてもサッと水で流せる

「魚釣り」に関してどんな情報をWSD-F10から得るかというと、釣りに適した時間帯の通知だ。タイドグラフ(潮汐)とムーンデータ(月齢)をもとに、魚が釣れやすいとされる時間帯を通知してくれる。詳細は省くが、魚の行動(釣れやすい・釣れにくい)には、潮の満ち引き、月の満ち欠け、気圧(天気)が大きく影響するのだ。

メシウマ~

体験ツアーのフィッシングは、いわゆる釣り堀的なものだったので、全員がそこそこの釣果をあげた。残念ながら、WSD-F10から「釣れ時タイム」の通知は来なかったが、気圧の降下と、フィッシング開始から○分経過の通知は受け取っている。釣った魚は炭火で塩焼きにして美味しくいただいた。

フィッシングでは、FR100を頭(額)に取り付けてみた。写真右は筆者の額から見た風景。FR100のインターバル撮影で、ちょうど魚を釣り上げたところが写っていた

もちろんFR100も防水のカメラ。専用スティック(オプション)の先端にカメラ部を取り付け、水中撮影を。インターバル撮影なら問題ないが、コントローラー部のシャッターを使う場合は、カメラ部の位置は水面直下くらいが限界。深く沈めると、カメラ部とコントローラー部のBluetooth通信が切れてしまうからだ

水中撮影で魚を撮れた!

水面ギリギリで水の流れを迫力撮影