今回の会見では、TOUGHPADなどを利用した具体的なソリューションの事例なども紹介された。

高精度測位システムは10cmという範囲での測位が可能

フォークリフトにTOUGHPADを搭載した出荷管理ソリューション

ひとつめは、高精度測位システム。独自の衛星測位技術により、10cmという範囲での測位が可能であり、ボーリング調査などの位置誘導、除雪作業車の除雪位置の指示などに利用できる。デモストーションでは、幅1メートルの通路を設定。そこからはみ出ると、TOUGHPADに警告が表示される仕組みだ。

ふたつめはパナソニック神戸工場で使用している出荷管理ソリューションだ。ここでは、フォークリフトにTOUGHPADを搭載。出荷作業の際に、仕向地や数量ごとに、どのトラックに積載するのかを表示。それにあわせて作業を行うことができるという。

みっつめは米国の警察署で導入されている警察向けソリューションだ。パトカーの前後左右および後部座席の写真を撮影するカメラを配置するとともに、警官はウェアラブルカメラを装着。レコーダーを搭載して、これをTOUGHBOOKで制御。警察官の職務執行が映像証拠として残るため、訴訟などの際にも資料として提出できるようになるという。

米国で導入されている警察向けソリューション

警官はウェアラブルカメラを装着している