説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『アプリアイコン右上の赤丸が消えません!?』という質問に答えます。

***

アプリアイコン右上の赤丸とは、通知件数を示す「バッジ」のことですね。定められた要件を満たさないかぎり消えることはありませんが、多くのアプリは起動をもって通知を確認したとみなす仕様のため、ただ起動するだけで消えます。バッジが目障りに感じられる場合は、とにかくそのアプリを起動しましょう。

ただし、いくつかの例外があります。システムのソフトウエアアップデートが配布されてからしばらく放置していると、バッジが出現することがありますが、その場合はアップデートを適用しないかぎり表示され続けます。ダウンロードされたアップデータを削除すると、しばらく後にバッジは消えますが、目障りにならない位置へ『設定』アプリのアイコンを移動させるほうが確実です。

『App Store』も、バッジを消すことが難しいアプリのひとつです。更新通知を受けたアプリをアップデートすれば、そのぶんバッジの数値が減り、すべてをアップデートすればバッジを消すことができますが、たくさんのアプリをインストールしていると、結構な確率でアップデートに遭遇します。基本的にはアプリの機能向上・不具合解消が目的ですから、歓迎されるべきことではありますが、よほどまめにアップデートしないかぎりバッジなし状態の維持は難しいでしょう。

『メール』や『メッセージ』も、未読を放置すればバッジは点灯したままです。バッジの数値が3桁を超える水準ともなると、未読をなくす手間はかなりのものになるため、バッジの無効化を検討したほうがいいかもしれません。

バッジを無効化するには、『設定』→「通知」→「○○○(対象アプリ名)」の順にタップし、「Appアイコンにバッジを表示」スイッチをオフ(緑→白)に変更します。ただし、『設定』などいくつかのアプリは例外で、スイッチ自体を持たないためバッジを無効化できません。

アプリアイコン右上に表示される「バッジ」は、そのアプリを起動しても消えないことがあります