キヤノンSタワーで開催された「EOS-1D X Mark II TRIAL SESSION」

キヤノンは4月15日・16日に「EOS-1D X Mark II TRIAL SESSION」を東京・品川のキヤノンSタワーで開催。プロフォトグラファーとキヤノンフォトサークル会員向けの招待制イベントではあるが、4月下旬の発売が間近に迫った「EOS-1D X Mark II」をタッチ&トライできるとあって、熱心なユーザーがひっきりなしに訪れていた。

中でも目玉は3人制のバスケットボール「3 on 3」のプレーヤーを被写体にして、EOS-1D X Mark IIやEOS 80DのAF性能を体験できるコーナーだ。最新の2機種を手に、プロやハイアマチュアユーザーが思い思いにシャッターを切っていた。そのかたわらには400mm望遠レンズとEOS-1D X Mark IIの組み合わせで撮影できるコーナーも設けてあった。

望遠コーナーでは、EOS-1D X Mark IIとEF100-400mm F4.5-5.6L IS USMなどの組み合わせが試せる

筆者も体験してみたが、最高約14コマ/秒 (ファインダー撮影時) の連写機能とAIサーボAF III+による動体捕捉能力は抜群で、自分のウデが上がったのかと錯覚してしまうほど。ただし、調子に乗ってシャッターを切っていると、あっという間に撮影枚数が驚愕の域に達してしまうので注意したい。

目まぐるしくプレイヤーが動き回る3 on 3を被写体としたコーナ。ちなみにこの写真は、EOS-1D X Mark IIとEF24-105mm F4L IS USMで撮影したものだ。クリックして拡大後、原寸データにアクセス可能

EOS-1D X Mark IIで動体連写

使用機材:キヤノン EOS 7D Mark II、キヤノン EF70-200mm F2.8L IS II USM シャッター速度優先露出 F2.8 (1枚目) F3.2 (2-3枚目) 1/500秒 ISO:オート WB:オート 焦点距離:70mm

入り口付近には、EOS-1D X Mark IIやEOS 80Dといった最新デジタル一眼レフのほかに、EOS M10やEOS M3といったミラーレスカメラも体験できるハンズオンコーナーが設置されていた。EOS-1D X Mark IIには最新レンズである「EF35mm F1.4L II USM」や「EF11-24mm F4L USM」が取り付けられており、多くのユーザーがハイエンドな組み合わせを試し、新機能についてスタッフに熱心にたずねていた。

最新デジタル一眼レフからミラーレスカメラまで試せるハンズオンコーナー

EOS-1D X Mark IIとBRレンズを初めて採用したEF35mm F1.4L II USM

EOS-1D X Mark IIと超広角ズームレンズのEF11-24mm F4L USM

EOS 80DとナノUSMを備えたEF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

プロカメラマンをサポートする「サービスデポ」の出張コーナーも設置されていた。このイベントではレンズの点検と清掃の対応

A2対応の「imagePROGRAF PRO-1000」と印刷された作品サンプルも展示。プロやハイアマチュアユーザーの注目を集めていた

今回のイベントでも著名写真家によるEOS-1D X Mark IIのインプレッションセミナーが開催されたが、開始10分前にはほぼ満席状態という人気ぶり。飛行機写真家のルーク・オザワ氏は、「EOS-1D X Mark IIは、とにかくAFのくいつきがよく連写も速い。高感度の画質もよくなっているので、夜でもヒコーキが撮れてしまう」と、性能の高さに太鼓判を押していた。

戸塚学氏、奥井隆史氏、ルーク・オザワ氏、水谷たかひと氏によるEOS-1D X Mark IIのインプレッションセミナーを開催。写真はセミナーで語るルーク・オザワ氏

セミナー会場の後方にはEOS-1D X Mark IIなどで撮影された作品を展示