外出先からも照明ON!

最大50個のランプを制御できるHueアプリ

照明のIoT化させることで、Hueにはさまざまなメリットが生まれている。

まずは操作性の高さ。スマホやタブレット、スマートウオッチなどからの操作を実現し、ライト用のリモコンを探す必要がなく、手元のスマホで簡単にHueをコントロールできる。また、前述したように音声だけでHueをコントロールすることも可能だ。

次に、Wi-Fi接続することで室内はもちろん、外出先からの操作にも対応。

仕事などで家に帰れない場合、外出先から点灯することで、家に人がいるように演出して防犯に役立てられる。また、ペットを飼っている人は、暗い中でペットを待たせることもなくなりそうだ。もちろん、外出先から消し忘れたライトを消灯することもできる。

Hueアプリには、夕焼けなどのイメージのほか、「本を読む」などのシチュエーションにあわせた調光も可能

気分やシチュエーションに合わせて照明色を使い分け

アプリでは、Hueランプの調光や明るさ、スケジュールやタイマーなどの設定も細かくできる。特徴的なのが、さまざまな色を選択できる点。なんと、Hueランプひとつで1,600万色を表現できるのだ。

調光シーンとしては、「夕焼け」や「ビーチ」などをイメージした発色パターンを用意。「本を読む」「くつろぐ」「集中する」といったシチュエーションも選べ、これらはフィリップスが「照明が人体に与える生物学的影響」を研究して作られた色と明るさだという。

Hueのランプはひとつずつ制御できるほか、アプリに登録すれば最大50個までのHueランプを一斉にコントロール可能。たとえば、リビングに複数のHueランプを設置した場合、普段は電球色で使用し、パーティーなどでは「赤・青・黄色」といった異なる配色でリビングを演出すると楽しいだろう。

そのほか、テレビを観るときは「キッチンの照明は明るめ、テレビ近くの照明は暗く」、食事時は「キッチンとリビングのランプは暗め、テーブル上のランプだけ明るく」など、シチュエーションにあわせて複数のHueランプの色や明るさをボタンひとつで変更できる。

写真から色をピックアップして調光する面白い機能も搭載。ここでは「空」「植木鉢」「植栽」の色をピック。電灯が明るいため、左の写真では白っぽく映っているが、実際には右の写真のように鮮やかな色で光っていた

もちろん、ランプごとに光の強さも変更できる。同じ色でも光量を変えるだけで、これだけ印象が変わる