Toshiba America Electronic Components(TEAC:東芝アメリカ電子部品社)は1日(米国時間)、グループ会社であるOCZストレージソリューションを完全統合し、TEACのSSDビジネスユニットとして、 OCZブランドによるSSDビジネスの継続を発表した。

OCZは、2014年1月に東芝へ買収され、東芝グループ傘下で、コンシューマ市場やエンタープライズ市場に向けて、SSDビジネスを行ってきた。今回TEACへ完全統合することにより、エンドユーザー向けSSD開発体制を一新し、東芝とOCZが持つNANDやIC、ファームウェア、ソフトウェア、製造、試験といったリソースを最大限活用できる体制を構築するという。ブランドとしての「OCZ」は、東芝のコンシューマSSDにおけるサブブランドとして、今後も継続する。

日本および、太平洋地域における新体制については、詳細が固まり次第、改めて発表するという。また、統合に伴う販売経路との再契約などの理由で、コンシューマ向けSSD「Trion 150」の発売時期が当初の3月から遅れるとしている。