日本マイクロソフトは3日、同社が提供している音声認識パーソナルアシスタント「Cortana」日本語版のiOSアプリをリリースした。App Storeよりダウンロードでき、価格は無料。対応端末はiOS 8.0以降を搭載したiPhone、iPad、iPod touch。
iOS向けの同アプリは、2015年12月に米国と中国でリリースされており、今回は日本語に対応したものとなる。「札幌の天気」、「マイクロソフトの株価は?」、「芸能ニュース」など話しかけることで、内容に即した情報を検索できる。「趣味は?」など、Cortana自身の趣味について質問したり、冗談を話すこともあるなどAppleの「Siri」に似たサービスとなっている。
そのほかの主な機能として、ユーザーがいる場所に応じて入力した内容をリマインドする「どこでもリマインダー」を搭載。例えば、「家の近くで牛乳を買う」と仕事中に登録すれば帰宅時、iPhoneに通知が届く。また、Windows 10との連携も可能で、同OSのカレンダーアプリに記録された情報や予定を表示する。なお、OSの設定変更や、アプリの起動、「コルタナさん」と呼びかけて「Cortana」を起動することなどは利用できない。