Lenovoは21日(スペイン時間)、「Mobile World Congress 2016」に合わせて、2in1ノートPC「YOGA」シリーズの新モデルを発表した。「YOGA 710」「YOGA 510」を用意し、ヨーロッパでは4月から順次販売を開始する。日本国内における展開については未定。
「YOGA」シリーズは、360度回転するヒンジを生かしたマルチモードPC。通常のノートPCとして使う「ラップトップ」、タブレット状態から画面を立てて使用する「スタンド」、ヒンジを上部に持ってきて自立させる「テント」、タブレット状態で使う「タブレット」の4モードで利用できる。
YOGA 710
アッパーミドルクラスの製品で、11型モデルと14型モデルをそろえる。11型モデルは、厚さ14.9mm/重量1.04kgの薄型軽量ボディが特徴で、CPUに第6世代Intel Core m5を搭載する。
一方、14型モデルはCPUに第6世代Intel Coreプロセッサを搭載するほか、オプションとして"次世代GeForce"が選択できるという。また、ヒンジ部分にアンテナを配置することでWi-Fiの受信強度を最大20%改善したという。厚さは17.3mm、重量は1.6kg。
11型モデルの主な仕様は、CPUが第6世代Intel Core m5プロセッサ、メモリが最大8GB LP-DDR3、ストレージが最大256GB SSD、グラフィックスが内蔵GPU、ディスプレイが11型フルHD(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 10 Home 64bit。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1。インタフェースはUSB 3.0×1(always-on)、Micro-HDMI×1、オーディオコンボジャック。バッテリ駆動時間は最大8時間。
14型モデルの主な仕様は、CPUが第6世代Intel Core i7プロセッサ、メモリが最大8GB DDR4、ストレージが最大256GB SSD、グラフィックスが内蔵GPUもしくはNVIDIA GeForce、ディスプレイが14型フルHD(1,920×1,080ドット)、OSがWindows 10 Home 64bit。
通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1。インタフェースはUSB 3.0×2(うち1基がalways-on)、Micro-HDMI×1、カードリーダー、オーディオコンボジャック。バッテリ駆動時間は最大8時間。
どちらも5月の発売を予定。価格は11型モデルが799ユーロ(約100,000円)、14型モデルが899ユーロ(約112,500円)。
YOGA 510
メインストリーム向けの製品で、北米や中国市場では「YOGA」シリーズではなく、「FLEX 4」の名称で展開し、14型モデルと15型モデルをそろえる。バッテリ効率を改善し、最大8.5時間のバッテリ駆動時間を実現する。本体の厚さと重量は、14型モデルが20.9mm/1.75kg、15型モデルが21.4mm/2.08kg。
CPUに第6世代Intel Core i7プロセッサを採用するほか、グラフィックスは14型モデルがAMD Radeon R5 M430 2GB、15型モデルがAMD Radeon R7 M460 2GBを搭載できる。このほかの仕様は、メモリがメモリが最大8GB LP-DDR4、ストレージが最大256GB SSD、もしくは1TB HDD、OSがWindows 10 Home 64bit。
通信機能はギガビット対応有線LAN、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.1。インタフェースはUSB 2.0×2(うち1基がalways-on)、USB 3.0×1、HDMI×1、カードリーダー、オーディオコンボジャック。
どちらも4月の発売を予定し、価格は14型モデルが479ユーロ(約60,000円)、15型モデルが699ユーロ(約87,500円)。