キヤノンは18日、「EF-Sレンズ」シリーズの新商品として、新開発の超音波モーター「ナノUSM」を搭載した高倍率ズームレンズ「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM」を発表した。3月25日に発売する。価格は83,000円(税別)。

EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS USM

2012年6月に発売した「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS STM」の後継機種にあたる、焦点距離18mm~135mm(35mm判換算)の高倍率ズームレンズ。新開発の超音波モーター「ナノUSM」(USM:Ultrasonic Motor、超音波モーター)を搭載。フォーカスレンズの駆動速度が、従来モデルと比べ最大約4.3倍高速になり、静音性もアップした。

レンズをコンパクト化するインナーフォーカス方式を採用。レンズ内手ブレ補正「IMAGE STABILISER」のほか、動画撮影時に有効な手ブレ補正機能「ダイナミックIS」も搭載する。オートフォーカスの後、フォーカスリングを回転させるだけでマニュアルフォーカスが可能なフルタイムマニュアルフォーカスにも対応。

主な仕様は、画角が水平64度30分~9度30分、垂直45度30分~6度20分、対角線74度20分~11度30分、最小絞りがF22~F36、レンズ構成が12群16枚、絞り羽枚数が7枚、最短撮影距離が0.39m、最大撮影倍率が0.28倍、フィルター径が67mm。本体サイズは最大径が77.4mm、全長が96mm、重量は約515g。