Surface Pro 4が備える特徴の1つに軽量化がある。Surface Pro 3は約800グラムだが、Surface Pro 4は約786グラムとわずかに軽くなった。本体の厚さも、9.1mmから8.4mmと薄くなり、携帯性を高めている。実際に12インチタブレット用ケースに入れて持ち歩いてみたが、ビジネスバックにすっぽりと格納できるのはありがたい。

ただ、事実上必須となるSurface Pro 4タイプカバーとセットすると1kgを越えるため、ユーザーによっては「気軽に携帯」とは言い切れないだろう。それでも、第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)搭載のデバイスを、外出先で使用できるのは大きなアドバンテージである。

Surface Pro 4本体は787g

Surface Pro 4タイプカバーを取り付けると1,094gだった

本体の外部インタフェースも基本的にSurface Pro 3を踏襲しているが、電源ポート部分はSurfaceConnectに改称。付属のSurfaceペンは本体左右の側面にマグネット式で取り付けられるようになった。これは大きな改良点だ。

本体右側。右部分にヘッドセットジャックがある。付属のSurfaceペンは、本体の左側にも右側にも、マグネット式で取り付けられる

本体右側。左から順にMini DisplayPort、USB 3.0、SurfaceConnect

背面には「Windows」

背面のキックスタンドは、無段階の角度調整が可能

キックスタンドをオープンするとmicroSDスロットが出現

ディスプレイ上部には赤外線カメラやフロントカメラなどが並び、Windows Helloによる顔認証を用いたサインインを可能にしている。Windows Helloの顔認証はIntelのRealSenseが必要といわれていたが、赤外線カメラを用いた深度計測で代用できることが分かった。気の早い話をすると、Surface Pro 5(仮)では、虹彩オプションに対応するハードウェア構成を期待したい。

本体上部にある赤外線カメラが深度計測を行い、Windows Helloを実現している

「サインインオプション」にはWindows Helloが並び、簡単に顔認証の登録が行える