展示場で見たSynergyの話題
今回のDevConでは、かなり多くのSynergy関連の展示があったので、いくつかご紹介したい。ちなみにいくつかは日本で予定されているDevCon Extentionでも展示される模様だ。
Zephyr Engineeringはリファレンスボードを利用し、Synergy S7単体で0~20KHz、10fps表示のスペクトルアナライザのデモを展示していた(Photo29・30)。MCU単体でFFTまで処理できるのはCortex-M4ならではであるが、説明員によればDSPではなくFPUでFFTを行っても10fpsには十分間に合ったとの事だった。
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Photo29:右下にマイクがあり、ここで拾った音声を内部のADCで変換、FPUを使ってFFTを行い、結果をLCDに表示するというもの |
Photo30:「会場はノイズが多すぎて、スペクトルがこんなになっちゃう」と残念そうだった。ただマイクのそばでメロディを流すと、それにあわせてピークがちゃんと表示されたので正しく動いている事は間違いなかった |
Link Labsは同社のSymphony LinkをSynergyに組み合わせたデモを実施(Photo31)。μLABはSynergy S3を搭載したWireless Sensorボードを展示(Photo32)。他にもGainSpanやSemtech(http://semtech.com )などが、Synergy Platform向けWirelessソリューションの展示を行っていた。
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Photo31:これはSynergy S7ボードからSymphony Link経由でデータを送り出し、それをPCで受け取ってリアルタイム表示を行っている例 |
Photo32:S3のにタッチセンサほかいくつかのセンサと、SemtechのLoRa Wirelessをオンボードで搭載したもの。ただ製品というよりはあくまでも試作だそうだ |
Application PlatformではI2STのMicroEJがSynergyに対応することを展示したり(Photo33)、North Pole EngineergingがSynergyを利用したセキュアIoTソリューションの提案を行ったり(Photo34)していた。ちなみにソフトウェア関連では、MicriumほかのベンダがOSを移植したデモを行っていた。
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Photo33:これは同社のMicroEJを使ってGUIを含むアプリケーションを動作させた例 |
Photo34:サービスそのものはSKKYNETというIoT向けのSaaSで、これをSynergyで接続するためのソフトウェアプラットフォームをNPEが手伝う、という形の模様。SKKYNETとルネサスは10月に協業を発表しており、これに絡んでIcon LabsのFloodgateというセキュリティ技術がR-IN32M3とSynergyに移植されているが、これらをまとめ上げてデモ展示を行ったのがNPEだったようだ |
またFuture DesignsはSyngergy S7を搭載したSOMの展示を行っていた(Photo35)が、これは参考展示ではなくすでに同日から出荷開始しており、DigiKey経由で購入できるという話だった。