ソフトバンクがスマートフォンを活用した医療・健康分野のサービスを提供する。同社は8日に新製品発表会を開催し、その中で「スマート病院会計」と「パーソナルカラダサポート」という2つの新サービスを発表した。それぞれどのようなサービスなのか。

日常生活に役立つ4つのサービスを提供

ソフトバンクの宮内謙社長

病院の会計が待ち時間なしになる「スマート病院会計」

スマート病院会計は、病院の会計時の待ち時間を短縮化するために提供されるサービス。利用登録をした上で、診察受付時に保険証提出とともにスマート病院会計の利用を申し出ると、診察後の会計をしなくても、毎月の携帯電話料金と合算して支払うソフトバンクまとめて支払いで決済が行われる。サービス開始は12月の予定。

病院会計の待ち時間を短縮化するスマート病院会計

会計時の待ち時間は不要で、診察後はそのまま帰宅できるほか、キャッシュレスで病院に行けるというメリットもある。処方箋がある場合も優先的に案内され、待ち時間が短縮化できるという。

病院の不満のトップ3の1位は受付や会計の待ち時間の長さだという

スマート病院会計では、真札後の会計待ちが減り、キャッシュレスで受診できる。あとから診察日や診察料も確認できる

支払いは、同社のポータルサイト「My SoftBank」から確認可能で、受診日時、受診病院、金額が確認できる。回線認証やワンタイムパスワードといったセキュリティを利用することで、本人以外にそれらの情報が見られないようにする、という。まとめて支払いを利用するため、1回あたり1万円まで、1カ月の利用料もまとめて支払いの枠内のみとなる。

今まで、会計時間に平均16分かかっていたところ、スマート病院会計を利用することで、処方箋待ちを含めても1.5分にまで短縮できた、という。もともと、日本メディカルビジネス子会社のエムイーエックステクノロジーズの「医療費あと払いサービス」をベースにしており、同サービスが口座引き落としのみだったところに、ソフトバンクまとめて支払いが利用できるようになった。

待ち時間が大幅に削減できる、としている

対応病院の一例