見た目の印象よりずっと軽い

さてNexus 5Xだが、先代のNexus 5が4.95インチのフルHDだったのに対し、5Xではひとまわり大きな5.2インチのフルHDとなった。製造は引き続きLG電子だが、上下が丸かった5と比べ、5Xでは角丸ながら平坦なデザインになっている。ボディが樹脂製な点も5から変わらないが、数字的には6g重くなったものの、重量バランスのせいか、軽く感じる。ひとまわり大きくなったのに6gで済んでいるのだから、むしろ密度は下がっているのだろう。

ディスプレイサイズが5.2インチということで、さすがに手のひらいっぱいになる。背面パネルはしっとりとした感触で滑りにくく、持ったときの感触はいい

背面は大きく「nexus」のロゴが入っているのは変わらないが、左上にあったカメラが上端中央に移動しており、その下に指紋認証ユニットが配置されている。ドコモから販売される5Xのカラーはカーボン(黒)とクオーツ(白)の2色で、アイス(薄いミントブルー)は選択できない。

ボディカラーに「アイス」が選べないのは少々残念。カメラの出っ張りがやたら印象に残ってしまう

背面のメインカメラは、やや飛び出してはいるが平坦だったNexus 5から、山のように円錐状に出っ張った形状になっている。飛び出している量も多く見えるのだが、平坦に置いてみると、案外気にならなかった。たとえばテーブルに直置きして音ゲーで遊びたい、というようなときもガタツキはほとんど影響ないだろう。