Nexus 6Pの進化とは

Nexus 6を見ていると、プロセッサなどの基本スペックが比較的高いため、なぜ、こうも早く後継機6Pを出してきたのかと少し不思議に思ってしまったが、こうしてスペックを比較してみると、Nexus 6の弱点が見えてきた。

それはインカメラの画素数だ。現代のスマホでインカメラが2メガというのはありえない。今や世界的にセルフィーブームなので、それなりの機種はインカメラの映像素子はだいたい5メガピクセル以上はあるし、気の利いた機種では8メガピクセルも珍しくない。

そんななかで、高解像度な有機ELディスプレイを搭載したスマホのインカメラ2メガピクセルというのはありえないレベルだ。これだけで、致命的なウィークポイントだと言っていいだろう。

6Pではこのインカメラの映像素子を8メガピクセルにして、ビジュアルマシンとして恥ずかしくないものにして、時代をキャッチアップしたわけだ。

また、最近ではセキュリティ面が騒がれることも多いので、指紋センサーも搭載し、新世代機として登場させたのは悪くない。これらの改善によりNexus 6Pは、Nexus 6からより現代的に進化し、完成度を高めたスマートフォンとなった。