説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「スクリーンショットだけ一括削除できますか?」という質問に答えます。

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画面そのままを画像化する「スクリーンショット」は、他の人に現在の状態を伝えるときに便利です。たとえば、電話アプリの起動を指示するとき、口頭では「画面左下に受話器のアイコンがあるでしょ。え、ない? 緑色の、下に電話と書いてある……」などと隔靴掻痒の事態に陥りがちですが、ホーム画面のスクリーンショットを作成して電話アプリに印をつけて相手に見せれば、すぐに理解してくれるはずです。

スクリーンショットは、スリープボタンとホームボタンを同時に押すと(どちらか一方を先に押しても動作します)、カメラロールにPNG画像として保存されます。自分のブログでiPhoneを紹介するときには欠かせない存在ですから、この際作成方法を覚えておきましょう。

そのスクリーンショットですが、カメラで撮影した写真と同様に、削除しないかぎりカメラロールに蓄積されていきます。PNGフォーマットの圧縮率は高いため、ストレージ容量を圧迫するほどではありませんが、百枚単位になれば話は別です。用済みのものは早めに削除しましょう。

幸い、iOS 9の「写真」アプリには、「スクリーンショット」というアルバムが追加されました。ここには、iPhoneで撮影したスクリーンショット、あるいは他のiPhoneで撮影されAirDropなどの方法で転送されてきたスクリーンショットが自動分類されています。このアルバムを開き、全選択すればいちどの操作でスクリーンショットを削除できます。

手順はかんたん、「スクリーンショット」アルバムを開いて右上の「選択」をタップし、左上の「すべてを選択」をタップ、そのうえで右下のゴミ箱ボタンをタップして「○○○枚の写真を削除」をタップすれば、そのスクリーンショットはゴミ箱へ送られます。

iOS 9の「写真」アプリには「スクリーンショット」アルバムが追加され、スクリーンショットの一括削除がかんたんに行えるようになりました