説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「ストレージサイズの大きいほうが下取りは有利?」という質問に答えます。

***

一般論でいえば、ストレージサイズの大きいほうが写真やビデオを大量に保存でき、大きさ/重さも変わりませんから、高い下取り価格が提示されると考えられます。下取り価格に規制はなく、企業や店舗/地域によって異なるうえ、新モデルの発売時期に大きく影響を受けますから、ストレージサイズより売却先とタイミングが重要といえそうです。

iPhoneを扱うすべてのキャリアが下取りプランを用意しており、iPhone 6s/6s Plusにあわせて下取りキャンペーンを実施しています。通常時よりも有利な価格を提示してきますから、新規契約する/機種変更する絶好のタイミングです。ただし、下取り対象機種や契約条件は各キャリアで異なるため、詳しくはWEBページなどで確認してください。

iPhone 6s/6s Plus発売の2015年9月25日以降に各キャリアが開始する下取りキャンペーン価格(ソフトバンクは「機種変更下取りプログラム」、auは「スーパー機種変更キャンペーン」、NTTドコモは「下取りプログラム」)を見ると、1つ前のモデルとなるiPhone 6/6 Plusはストレージサイズごとに下取り価格が設定されていますが、それ以前のモデル(iPhone 5s/5cなど)については3キャリアとも一律の価格となっています。ソフトバンクはiPhone 6/6 Plusについても一律価格を提示していますから、キャンペーン価格が適用される期間内であればストレージサイズは下取り価格に影響しない、といえます。

ただし、キャリアによって下取り価格の還元方法は異なります。ソフトバンクは通信料金より割引またはTポイント、auは自社ポイントとプリペイドカードへのチャージ、NTTドコモは新端末購入代金からの割引となり、キャンペーン実施期間にも各社で幅があります。どの方法が自分にとって有利か吟味したうえで、契約を継続(機種変更)するかMNP/新規契約するかを決めたほうがいいでしょう。

2世代以上前のモデルは、キャリアの下取りプログラムではストレージサイズの違いによる価格差は設けられていません