シャープは25日、「AQUOS」ブランドの新製品として、ネットワーク対応型のTVチューナーボックスと16型Androidタブレットをセットにした「Family Relation Display AQUOS ファミレド♪」(型番:HC-16TT1、以下AQUOSファミレド)を発表した。11月15日の発売予定で、価格はオープン、推定市場価格は90,000円前後。

Family Relation Display AQUOS ファミレド♪

ブラックモデル

ホワイトモデル

AQUOSファミレドは、家族でシェアするディスプレイ機器として、ファミリー層を中心に提案していく。他社からも単独のネットワーク対応TVチューナーは発売されており、Android端末、iPhoneやiPadといったiOS端末、Windowsパソコンといった機器から、ワイヤレスでテレビ番組を見ることは可能だが、設定やアプリのインストールなどが必要。シャープのAQUOSファミレドは、ネットワーク対応TVチューナーと16型Androidタブレットをセットにして、さらに設定済みで出荷することで、家庭内でのワイヤレステレビ視聴をパッケージとして提供する。

セットになっているネットワーク対応デジタル3波TVチューナー

セットのTVチューナーは地上/BS/CS110度デジタル放送に対応。100BASE-TX対応有線LAN端子を家庭内のルーターに接続して使う。家庭内にネットワーク環境がなくても、16型AndroidタブレットとTVチューナーを1対1でワイヤレス接続して利用できる。USB端子×1を備え、USB接続のハードディスク(別売)をつなぐことで、TV番組の録画も可能だ。

接続のパターン

一方、16型Androidタブレットには、オリジナルのホーム画面「AQUOSランチャー」を採用。テレビ画面、番組表、録画番組の再生といったテレビ機能の操作性を高めた。Google Playストアにも対応し、Android用アプリを追加できる。テレビ画面は全画面表示のほか、ウィジェットとして子画面表示にも対応。例えばWebブラウザを開きながら、テレビ画面を同時に見られる。また、テレビ視聴アプリはDLNAをサポートしており、ネットワーク内のDLNAサーバー機器に保存した録画番組なども再生可能だ(動作検証済みなのはシャープ製のAQUOSレコーダーのみ)。

【左】AQUOSランチャー。画面の上部中央にテレビ画面がウィジェット表示される。【右】Webブラウザとウィジェットテレビ画面を重ねて表示することも可能

【左】番組表と選曲画面のインタフェース。【右】写真の管理機能もある

主な仕様は、CPUがARMアーキテクチャのクアッドコア(1.6GHz)、メモリが1GB、内蔵フラッシュストレージが8GB、画面解像度が1,366×768ドット、バッテリー駆動時間が5時間、防水防塵性能がIPX57相当。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n対応無線LANとBluetoothで、内蔵カメラ/マイク、microSDカードスロットを備える。OSはAndroid 4.4、本体重量は約1.9kg、本体カラーはホワイトとブラックの2色。

活用シーンの提案

防水性能のデモ

ホワイトモデル

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