動画をサクサク再生する「Fire TV」新モデル

Fire TVのリモコンを持ち話すAmazon.com ピーター・ラーセン氏

また、プライム・ビデオにマッチする端末として、新型「Fire TV」を発表。同製品は米Amazon.comにおいて9月17日(現地時間)から予約を開始していたが、今回日本での発売がアナウンスされた。価格は12,980円となっているが、26日までに予約すると9,980円で購入できる(以下、価格はすべて税込)。

Fire TVはテレビと有線接続し、Wi-Fiネットワークにつなぐだけで設置が完了する。4Kストリーミング映像の再生にも対応しているが、リモコンはボタンが少なく、Amazon.comのピーター・ラーセン氏は「できるだけシンプルで使い勝手のよいものを、という目的は達成された」とコメントした。

Fire TV設置例

新型Fire TV。内蔵ストレージは8GBだが、本体に備えたmicroSDカードスロットにより12GBまで拡張可能

デモンストレーションを見ていると、各コンテンツの選択から再生までの時間がかなり短いことに驚かされる。スムーズなコンテンツ再生に一役買っているのが標準搭載の「ASAP機能」だ。ASAPとは「学習予測による事前の再生準備」のことで、利用者の視聴履歴などを学習し、視聴する可能性が高いコンテンツは事前に再生準備を整えるという。

また、音声認識機能を搭載したリモコンを提供。リモコンのマイクボタンを押し、検索ワードをアナウンスすると自動でコンテンツ検索を開始する。検索ワードは作品タイトル、ジャンルのほか、出演者名や登場するキャラクター名にも対応している。

デモンストレーション時は1秒足らずで検索ワードにたどり着いた

このほか、カスタマーサービスへの問い合わせ機能「Mayday」に対応。自身の操作画面をカスタマーサービスの担当者に共有し、操作方法を問い合わせることができる。

Mayday利用中は、リモコンのイラストを右下に表示。カスタマーサービス担当者がプッシュしたボタンを画面上で点滅させることで、利用者は操作方法を知ることができる

カスタマーサービス担当者は操作画面上にしるしを付け、利用者をわかりやすくアテンドする

動画コンテンツ視聴のほか、ゲームプレイも可能。ライブラリには各種ゲームがそろっており、それぞれダウンロードしてプレイ可能だ。

ゲームのラインナップ一例

ゲームの操作画面

プライム・ビデオ以外の対応サービス一覧

スマートフォンなどで撮影した写真もFire TVで高画質再生できる

また、スティック型ストリーミング端末「Fire TV Stick」も同時に発表。4K再生には対応せず、音声認識リモコン付きのモデル(6,480円)と音声認識機能なしのモデル(4,980円)を用意している。また、ゲームプレイ時の操作性を向上させるゲーム用コントローラも別売。こちらの価格は5,980円だ。

Fire TV Stick

ゲーム用コントローラ