富士通は24日、同社製PCの2015年秋冬モデルとして、Windows 10 Homeを搭載した23型液晶一体型デスクトップPC「ESPRIMO WH」シリーズを発表した。ラインナップは上位モデル「ESPRIMO WH77/W」(WH77/W)と下位モデル「ESPRIMO WH53/W」(WH53/W)の2種類。発売日は10月3日。価格はオープン。店頭予想価格は上位モデルが税別250,000円前後、下位モデルが税別210,000円強。

ESPRIMO WH77/W

ESPRIMO WH77/W

液晶を手前に引き出すことで大画面タブレットのように使用できる、23型液晶一体型PC。同機専用のスタイラスペンも標準で付属する。上位機WH77/Wの秋冬モデルでは、新たにWindows 10 を搭載し、Intel RealSense 3Dカメラを使った生体認証機能「Windows Hello」に対応。顔認証によるログインが可能となった。このほか、サイバーリンクの動画編集ソフト「PowerDirector 13」や写真編集ソフト「PhotoDirector 6」、音声編集ソフト「AudioDirector 5」、色調補正ソフト「ColorDirector 3」が付属。日本語入力ソフト「ATOK」も標準搭載した。

ハードウェアは前モデルとほぼ同等だが、キーボードを改善し、キーの位置に合わせ重さを3段階に調整する3段階押下圧キーボードを採用。キーストロークは3mmの深さとなっている。また、ハイレゾ音源のヘッドホン対応もなされている。

主な仕様は、CPUがIntel i7-4712MQ(2.30GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600(CPU内蔵)、ディスプレイが23型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット、タッチパネル)、ストレージが2TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応BDドライブ、OSがWindows 10 Home 64bitなど。パイニア製スピーカーを搭載する。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、NFC、1000BASE-T対応有線LANを備える。インタフェースはUSB 3.0×4、USB 2.0×1、SD/SDHC/SDXC対応カードスロットなど。サイズはW564×D229×H385mm(最小傾斜時)、W564×D352×H167mm(最大傾斜時)、重量は約9.9kg。本体カラーはブラックのみ。BlueLEDワイヤレスマウスが付属する。

ESPRIMO WH53/W

ESPRIMO WH53/W

下位モデル「ESPRIMO WH53/W」は、WH77/Wと比べ、CPUがIntel Core i3-4100M、メモリが4GB、HDDが1TBとなるほか、NFCやIntel RealSense 3Dカメラなどが省かれる。また、サイバーリンクの編集ソフトも非搭載。新キーボードやATOKは、WH53/Wでも搭載する。このほかの主な仕様は、WH77/Wとほぼ同等。カラーはホワイトのみ。