RightMark Memory Analyzer 3.8 - I-ROB(グラフ52~55)
ではROBは? ということでグラフ52~55がROB Depthの結果であるが、意外にもここではHaswellのLatencyが一番大きかった。ただ上がり始める点を見ると、Haswell→Broadwell→Skylakeの順にNOP Countが大きくなっている。
ここから考えると、Scheduler Entriesはさらに増加しているように思える。そもそもHaswell/BroadwellのCore Buffer Sizeはすでに発表されており、ここから考えるとSkylakeはBroadwellよりももう少し多く、72 Entries程度はありそうな感じだ。
ただHaswell→BroadwellはScheduler EntriesとInstruction Queueのみを若干増やした程度の変更だが、Skylakeでは(Haswell→SandyBridgeとかSandyBridge→Haswellの様に)もう少し全体にキューをドラスティックに増加しているように思える。その副作用が、I-ROBにおけるLatencyの増加ではないかと思う。