ヤマハは21日、TVサラウンドシステム「SRT-1500」を発表した。発売は9月上旬。価格はオープンで、推定市場価格は税込60,000円前後。

「SRT-1500」

SRT-1500は、2.8cm口径のコーン型ビームスピーカーを8基搭載し、ワンボディでサラウンド再生を実現するサラウンドシステム。耐荷重は約40kgで、55型までの液晶テレビを載せて使用できる。底面端に8.5cm径のサブウーファーを計2基内蔵するほか、ウーファー1基と、前面の左右端に4cm×10cmのフロントスピーカー計2基を備える。映像出力はHDCP2.2に対応し、4K/60P映像信号のパススルーが可能なHDMI端子を新搭載した。

同時発表のYSP-1600と同様に、Bluetoothでの音源送受信機能とWi-Fi機能を内蔵。AppleのAirplayやDLNA Ver1.5もサポートしている。また、SRT-1500をスマートフォンなどで操作する専用アプリ「HOME THEATER CONTROLLER」と「MusicCast CONTROLLER」に対応。新機能の「MusicCast」では、SRT-1500で再生している音源をBluetooth経由で別のMusicCast対応機器に送り、同時再生できる。

アプリのMusicCast CONTROLLERでは、ネットワーク内のサーバーに保存した曲の再生、radiko.jpなどインターネットラジオの選局、モバイル端末の音源再生も行える。HOME THEATER CONTROLLERの対応OSは、iOS 5.1.1以上、Android 2.3.3以上。MusicCast CONTROLLERの対応OSは、iOS 7.1以上、Android 4.1以上。

アンプ部の実用最大出力は2W×8+30W×2+60W。入力端子はHDMI×1、光デジタル×1、アナログ×1。出力端子はHDMI×1、アナログRCA(サブウーファー出力)×1。消費電力は25W。Bluetoothのバージョンは2.1+EDRで、音声コーデックはSBCとAACをサポートする。サイズはW780×D77×H370mm(アンテナ含まず)。重量は9.3kgだ。

SRT-1500と同時に、サウンドバー「YSP」シリーズの新モデル「YSP-1600」も発表された。

2.8cm口径のコーン型ビームスピーカー

リモコン