パラレルスは、MacとWindowsへのリモートアクセスを可能にするアプリ「Parallels Access」のアップデート版を提供開始した。最新版となるバージョン3.0では、大容量ファイルの共有機能を追加したほか、iOS版ではApple Watchにも対応している。

Parallels Access

Parallels Accessは、MacとWindowsへのリモートアクセスを可能にするアプリ。最新版となるバージョン 3.0では、大容量ファイルの共有機能を追加したほか、iOS版ではApple Watchにも対応している。

主な新機能は以下の通り。

iOS版/Android版共通

  • ローカルファイルへのアクセスサポート、クラウドストレージ、ファイルのプレビュー、写真へのアクセスを含むユニバーサルファイルマネージャーを採用。
  • 新しい「リモートレス」接続機能により、画面を占有することなくリモートコンピュータに接続し、ファイルマネージャーから各ファイルへのアクセス。
  • リモートコンピュータからiOSとAndroidの他のアプリへのファイル転送をサポート。
  • リモートコンピュータ上のファイルをプレビューする機能を強化(Microsoft Officeのファイルに対応)。
  • Wake-on-LAN(ウェイク・オン・ラン)機能を改善し、リモートコンピュータのスリープ状態を解除するための追加機能を実装。
  • リモートコンピュータからのWebブラウザセッションにおいて、複数のモニタで作業する際に、利用可能なディスプレイを切り替え、一度での全表示に対応。
  • 撮った写真をリモートコンピュータにコピーする機能など、デスクトップエージェントからモバイル機器上の写真へのアクセス機能の追加。

iOS版のみの追加機能

  • 横方向と縦方向のユニバーサルサポートによるユーザビリティの強化。
  • Google Drive、Dropboxのサポートに加え、追加オプションとして新たにOneDriveに対応。
  • ファイルマネージャーを介したアイコン形式でのファイルプレビュー機能の追加。
  • iOS端末上の新しいCPUアーキテクチャとして64ビットに対応。
  • Apple Watchに対応し、手首から、リモートコンピュータのステータスの確認、リモートコンピュータとの接続の開始、およびメディア再生のコントロールが可能に。

本アプリは、最初の1週間は無料で利用でき、その後は、App StoreおよびGoogle Playから購入できる。個人向けサブスクリプション(年次更新ライセンス)は1年間2,000円(税込)、または2年間3,500円(税込)。ユーザーは、無制限のiOS/Androidのタブレット、スマートフォンから、最新のWebブラウザを搭載した最大5台のリモートコンピュータにアクセスできる。