Parallels Desktop 10 for Mac

パラレルスは、Mac上でWindowsやLinuxなどのゲストOSを実行できる「Parallels Desktop」の最新版、「Parallels Desktop 10 for Mac」を発表し、バージョン8と9ユーザー向けのアップグレード版の販売を、同社運営「Parallelsオンラインストア」にて開始した。アップグレード版の価格は5,300円。新規ユーザー向けの通常版の販売は8月26日より。

通常版の価格は8,500円。アカデミック版と大学生協版も用意されており、価格はともに6,000円。このほか、5パックユーザー版は30,000円、USB版は9,500円(2014年9月19日より販売開始予定)で提供を行う。また、オフィス環境にあるMacにWindowsアプリケーションを配布するための「Parallels Desktop for Mac Enterprise Edition」もアップグレードされる。

今回のバージョンアップでは、まもなくリリースされる予定の次期Mac OS「Yosemite」をサポート。OS X Mavericks、Mac OS X Mountain Lion、Windows 8/7、Chrome OS、Android、各種Linux OSなどを1台のコンピュータで操作することができる。Yosemiteの対応を謳うほか、Windows上でドキュメントを開く際、最大48%の高速化、バッテリー持続時間が最大30%延長、仮想マシンでのMacのメモリ使用率が最大10%低下、Office 2013の起動が最大50%高速化するなど、全般的なパフォーマンスの向上が図られ、リアルタイムでの最適化で仮想ディスクを自動的に圧縮する機能や、Parallels Desktopと仮想マシンが使用する領域の確認およびクリーンアップが可能になるといった、使用環境の最適化にフォーカスした機能も追加されている。