RightMark Multi-Thread Memory Test 1.1(グラフ33~36)

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SkylakeではL4を搭載しないので、1 Threadの時点ですでにメモリアクセスが発生している形だ。性能は? といえば、HaswellがピークでRead 27.8GB/sec・Write 13.4GB/secといったところに対し、SkylakeではRead 32.0GB/sec・Write 19.4GB/secということで、これはDDR3からDDR4への以降で帯域が増えたことの効用であろう。

ただ面白いのは、特にWrite(グラフ35と36)では1 Threadが一番高速な事で、これはこれまで余り目にした事の無いパターンである。これがCore自身の変更によるものか、Interconnect(というか、まだRing Busを使っているとすればその関係)か、あるいはMemory Controllerの特性によるものかまでは、ここからは読み取れ無い。

また、Readの場合も1Thread時の性能はMemoryの帯域をフルに使いきっていないので、これは1 Thread(というか、1 core)のピーク性能ということになるが、動作周波数は同じ(Base同士だと4GHz)なのに性能差があるということは、Load/Store Unit周りに何かしらの変更があったことが伺える。