特別な「オレンジ」

田中氏が隊長を務めるレスキュー隊は、消防に携わる方々にとって大きなあこがれといえる部署だ。オレンジの制服を着られるその日を夢見て、多くの若者が日々努力している。一方、現在レスキュー隊員として活躍する方々も、その誇りを胸に、市民を守るための厳しい訓練と研鑽を続けている。

タイアップモデルのボディカラーであるオレンジと差し色のブルーには、そんな彼らの特別な思いやスピリッツが凝縮されている。これは単なるイメージカラーにとどまらない、特別なオレンジなのだ。

バンドには、レスキュー隊が使用するレンジャーロープをプリント

バンドがちぎれて落下するのを防ぐため、カーボンファイバーがインサート成形されている

カーボンファイバーがインサートされた強化バンドにはレスキュー隊が使用するレンジャーロープが描かれ、その末端の尾錠には、カラビナの安全環をイメージしたモールドが施されている。そして、鍛造の裏蓋には神戸市消防局の消防章。

「本当に細かいところまで、こだわって作ってますよね」と田中隊長も感心する完成度の高さは、公式コラボレーションならではの魅力だろう。齊藤氏によると、カシオ社内でもかなり力を入れてデザインしたとのことだ。

カラビナの安全環と尾錠を見比べる田中隊長。「こだわってますね~」

鍛造の裏蓋には、神戸市消防局の消防章が力強く刻まれている

バッテリー切れのリスクをカバーするタフソーラー仕様(光充電)

G-SHOCK標準の20気圧防水性能

田中氏「遊環に大会のスローガンが入っているんですね」

「大会」とは、2015年8月29日(土)に神戸市ポートアイランドにて開催される「第44回全国消防救助技術大会」のこと。そのスローガンが「NEVER FORGET GO FORWARD」(震災を決して忘れず、復興し、そして前へ進んでいく。)であり、それが遊環に力強く刻まれている。

遊環には全国大会のスローガン、尾錠にはカラビナの安全環をデザイン