どのモードからでも、ボタンひとつでストップウオッチ計測開始!

そして、レンジャー部隊の方々からもっとも好評だったのがストップウオッチ機能へのアクセス改善だったと、カシオ計算機 時計事業部 商品企画部の齊藤慎司氏は語る。

齊藤氏「ボタンが大きくなり、手袋でも押しやすくなったことに加えて、右下のボタンをストップウオッチへのダイレクトアクセスボタンにしたんです。現在時刻表示はもとより、どんなモードからでも、右下のボタンを押してやれば、その場でストップウオッチの計測がスタートします」

【左】カシオ計算機 時計事業部 商品企画部 齊藤慎司氏 【右】「右下のボタンを押すだけで、ストップウオッチの計測が始まるんです」(齊藤氏)

田中氏「おぉ、これは便利ですね!! 実は私は普段からG-SHOCK(DW-5600)を愛用しているんです。大変気に入っているんですが、唯一、手袋を装着したままボタンが押せないのが不満だった。モードボタンが押せれば、現場でストップウオッチも使えるのにと思っていたんですよ。

それに、計測中も右上に現在時刻が表示できるんですね。これは画面が大きいからこその利便性ですね。ストップウオッチで行動中の時間経過を確認しながら、次の行動に移る時刻が読めのは助かります」

ストップウオッチは日頃の訓練でも、タイム計測に多用するそうだ。なお、取材当日は、このタイアップモデルの製品版がまだ完成したばかり。田中隊長も、本物を実際に目にするのは初めてとのこと。

ストップウオッチ表示時でも、右上に現在時刻を表示できる

滑り止め処理された大型のボタンは手袋を着用していても操作できる

齊藤氏「現在の時刻表示に戻りたいときは、モードボタン(左下のボタン)を長押しすると、一発で戻ります。今までは、何度もボタンを押して現在時刻表示まで持って行ったり、現在時刻に戻る『ピピッ』という音で判断したりしていたと思います。でも、災害現場は暗かったり、騒音が大きくてよく聞こえないこともありますよね。そんなときでも、これなら一発で現在時刻モードにできます」

田中隊長の腕には愛用のDW-5600が。「あちこちぶつけますから、壊れない時計じゃないとダメですね」(田中氏)

「これはプロテクターが大きいから、現場でも安心して使えそうですね」(田中氏)

「画面メモリーも便利ですよ」と齊藤氏が続ける。どんなモード時でも、右上のボタンを押すとスクリーンキャプチャーのように、そのとき表示されている画面をまるごとメモリーする。時刻、時間はもとより、その瞬間の気圧や高度、方角など、重要な情報をメモリーしておくことが可能だ。

田中氏「これは救急隊が重宝する機能ですね。オレンジのカラーも格好いいし、これ(タイアップモデル)が欲しいという隊員はすごく多いと思いますよ」

「ボタンひとつで画面をメモっておけるのは便利ですね」(田中氏)

「これは署内でも買いたいという人が多いでしょうね」(田中氏)