結局、古い端末を買う意味はあるのか、ないのか?

夏モデルがAndroid 5.0にようやく移行し、秋~冬にはAndroid M Releaseの登場までが視野に入っている現在、OSがAndroid 4.X以前の古い端末を購入するべきかどうかは、正直悩ましいところだ。

当面、4.Xのままでも困ることはないとは思うが、長く使い続けるつもりであれば、せめてアップデートの提供が公開されている端末を選んだほうがいいだろう。OSのアップデートはセキュリティ面の観点からも重要なので、あまりおろそかにしないほうがいい、というのが筆者の考えだ。ドコモ端末の場合、MVNOのSIMではアップデートできないため、誰かにドコモSIMを借りてアップデートだけ実施するなどの措置が必要になるかもしれない。

SIMやOSアップデートの問題は考えないとして、単純に処理能力等で考えるなら、2013年以降に発売された端末を選ぶといいだろう。この時期に発売された端末が、ギリギリでAndroid 5.0へのアップデートが可能なラインなので、性能的にはここを基準に考えておけばいい。これ以上古くなると、さすがに遅さを感じてくるだろう。

VoLTEやLTE-Advancedといった機能も気になるところだが、こうした機能を拾っていけば世代も新しくなり、ひいては端末価格も高くなる。古い端末を選ぶメリットはコストだけなので、あまり新しい世代の端末を狙うと、メリットが薄くなってしまう。明確な目的があるなら仕方ないが、そうでなければほどほどにしておこう。