ディーアンドエムホールディングスは7月7日、デノンブランドのAVレシーバー「AVR-X2200W」と「AVR-X1200W」を発表した。ともに8月下旬発売で、希望小売価格はAVR-X2200Wが85,000円、AVR-X1200Wが57,500円(税別)。

「ACR-X2200W」

「AVR-X1200W」

AVR-X2200Wはミドルクラス、AVR-X1200Wはエントリークラスの7.2ch AVレシーバー。ともにDolby Atmosをサポートしており、DTS:Xにもファームウェアのアップデートで対応する予定だ。

AVR-X2200W

AVR-X2200WのHDMI端子(8入力/2出力)はすべてHDCP 2.2に準拠。4K/60pやBT.2020、HDRなどの最新規格にも対応しており、4K Ultra HDビデオ信号のパススルーも可能だ。また、4Kへのアップスケールと2系統のHDMI端子への同時出力にも対応している。

アンプは、Dolby Atmosの5.1.2ch構成に対応。7chのアンプを柔軟にアサインでき、5.1chにサラウンドバックやハイトチャンネル、ドルビーイネーブルドスピーカーなどを加えた構成のほか、フロントスピーカーのバイアンプ接続も可能だ。パワーアンプはディスクリート構成で、定格出力は95W×7だ(8Ω、20Hz~20kHz、THD 0.05%)。音場補正技術「Audyssey MultEQ XT」を採用し、最大8カ所の測定データから最適なチューニングを行う。

通信機能として、Wi-FiとBluetoothを搭載。DLNA 1.5やAirPlayにも対応している。ハイレゾ音源については、192kHz/24bitまでのFLAC/AIFF、96kHz/24bitまでのALAC、2.8MHzまでのDSD(2ch)の再生が可能だ。サイズはW434×D339×H167mm、質量は9.4kg。消費電力は500Wだ。

インタフェースはHDMI以外に、コンポジット映像入力×2、コンポーネント映像入力×1、アナログ音声入力×4、光デジタル音声入力×2、Ethernet×1、USB×1、サブウーファープリアウト×2、ゾーンプリアウト×1、ヘッドホン出力×1を装備している。

「AVR-X2200W」のリアパネル

AVR-X1200W

AVR-X1200Wはエントリークラスながら、6入力/1出力の全HDMI端子がHDCP 2.2に準拠。アンプはDolby Atmosの5.1.2ch構成に対応している。AVR-X2200Wとの機能面の違いは、4Kへのアップスケール機能と2系統のHDMI端子への同時出力に非対応であること。また、パワーアンプの定格出力は80W×7となっている。サイズはW434×D339×H151mm、質量は8.5kg。消費電力は430Wだ。

「AVR-X1200W」のリアパネル