ベースモデルからあなたに合ったPCをカスタマイズしてくれる

店舗の説明をしてくれた、BUY MORE 秋葉原本店の上月直人氏

PCのコモディティ化が進み、OSが安定して動くのは当たり前になった現在、メールやインターネット、SNSなどでスペックを求められることは少ない。そのようなシンプルな用途に限れば、スペック向上が体感速度を変えることはすでに少ない。では、現在カスタマイズPCを主に購入するユーザーは何を目的としているのかというと、多いのはやはりゲームだ。今も昔も、PCゲームはその時代の最先端のハードとソフトを駆使するもの。実際に店舗で受ける相談も、ゲームの動作に係わるものが多いという。

ゲーミングPCはもちろんのこと、写真・動画編集向けやビジネス向け、そしてノートPCまで数多くのPCが展示されており、実際に触れて試してみることができる

こういったユーザーの相談から入るPCオーダーの場合、BUY MOREではベースモデルからのカスタマイズをおすすめすることが少なくないとのこと。もちろん用途にピッタリと合えば推奨モデルも候補となるが、こういった一般的なモデルは予算やスペックとの兼ね合いで検討したとき、かゆい所に手が届かないことも多いため、より柔軟な構成が行えるベースモデルからのカスタマイズによって探っていくわけだ。使用されるベースモデルは、Core i5を搭載し、CPU内蔵グラフィックス機能を用いている「MN-5010-i5-FK」のような製品が主となる。最近ではゲームをプレイするにあたりCPU性能が求められることが少なくなったため、シンプルなモデルにグラフィックスカードを追加することで、コストパフォーマンスに優れた1台ができるそうだ。

実際にプレイしたいゲームタイトルをいくつか挙げたところ、オススメのスペックとカスタマイズ構成を数パターン教えてもらうことができた

また、グラフィックスカードのみならず、モデルによってはケースや電源などのカスタマイズも可能という。これはBUY MOREが独自に行っている対応であるため、どのモデルがどこまで選択できるかは"応相談"となるが、「BTOモデルで選べるパーツがよくわからない」、「BTOモデルにないパーツを選びたい」というユーザーは、直接相談すれば満足のいくPCを購入できるかもしれない。こういったサービスは、人と人が直接対話できる店頭ならではの対応といえるだろう。

BTOカスタマイズでは選択できないような、話題の最新ハイエンドグラフィックスカードを選択することもできるかも?

なお、BTOメニューにある製品であればそのまま注文が可能だが、もし存在しないグラフィックスカードを入れたい場合は、最短でも通常納期+1~3日程度かかることを覚えておこう。これはお店側で本体をカスタマイズする必要があるため。ちょっとだけ余分に日数はかかるものの、自分で取り付けるのと違い保障もついてくるわけで、むしろお得ではないだろうか。