ユーザーが何をしているのか、細かく見ている

筆者はいま、Macに向かって「iA Writer Pro」というアプリで原稿を書いている。このアプリはiCloud DriveやDropboxに対応し、iPhone/iPad版も用意されているHandoff対応アプリだ。

手元にあるiPhoneのロック画面を点灯させると、左下にiA Writer Proのアイコンが表示されており、今書いている原稿をiPhoneで開けることを意味している。

もし、Mac上で調べ物をするためにSafariを開くと、その瞬間にiPhoneのHandoffのアイコンはSafariに変わる。ロック画面を点灯させながらMacを使っていると、めまぐるしくアイコンが変わることに気づかされる。

一方、左腕にはApple Watchを巻いている。例えば、Apple Watchで「株価」アプリを開いて見ている時にiPhoneのロック画面を見ると、今度は左下のアイコンが「株価」になっていることに気づく。

Apple Watchで「株価」アプリを表示した状態でiPhoneをスリープ解除すると画面左下に「株価」アプリのアイコンが出現

アイコンを画面上に押し上げてロック解除をすると「株価」アプリを閲覧可能

つまり、複数のHandoff対応デバイスとアプリを使っていると、ユーザーが今どのデバイスのどのアプリを使っているのか、に合わせてHandoffアイコンが瞬時に更新されていくことがわかる。