iOS 8.2以降、ある条件を満たさないかぎり現れないアプリがiOSに収録されるようになった。そのアプリとは「アクティビティ」、Apple Watchで測定したエクササイズ情報を管理/閲覧するためのものだ。出現の条件はApple Watchとのペアリングであり、ペアリング中でないかぎりは非表示扱いとなる。

その「アクティビティ」は、消費したアクティブカロリーを示す「ムーブ」、早歩き以上の運動を行ったことを示す「エクササイズ」、1時間当たり1分以上立って少し体を動かしたことを示す「スタンド」という3つの情報を管理する。ムーブは赤、エクササイズは緑、スタンドは水色のリングで描きわけられ、目標達成状況を一目で確認できる。日々それぞれのリングを完成させることが目標というわけだ。

Apple Watchのアクティビティアプリでは、その日1日の状況しか確認できないため、これまでの目標達成状況を調べるときには、必ずiOSの「アクティビティ」を利用することになる。表示スタイルは「カレンダー」と似ており、月単位で表示するモードと、1日の詳細を表示するモードの2種類が用意されている。

その月単位で表示するモードには、ちょっとしたウラ技がある。画面の適当な位置を右端へ向かってドラッグすると、「ムーブ」だけの目標達成状況を確認できるのだ。目標値に設定しているカロリー数と、達成した割合が画面左端に表示されるので、自分が定めた目標をどれだけきちんとこなしているか、1カ月という長めのスパンで把握できる。指を離せば元の状態(ムーブとエクササイズ、スタンドのすべてを表示)に戻るので、まずは試してみよう。

操作手順をカンタン解説

1 「アクティビティ」で月単位を表示するモードのとき、画面上の適当な位置を右方向へドラッグする

2 次第に「エクササイズ」と「スタンド」のリングが消えていく

3 画面左端に「ムーブ」の設定目標値と達成状況の統計値が表示される。指を離せば、表示は元に戻る

(提供:iPad iPhone Wire)