Mini-ITXながら18コアを搭載可能

ASRockの「X99E-ITX/ac」は、なんとMini-ITXながら、X99チップセットを搭載するマザーボードだ。従来、Mini-ITXマザーボードのハイエンドはZ97搭載モデルであったが、X99を搭載するのはこれが初めて。18コアXeonも搭載できる、まさにウルトラハイエンドのMini-ITXマザーボードと言えるだろう。BUY MORE秋葉原本店での価格は38,660円。

ASRockの「X99E-ITX/ac」。入荷数が少なく、完売には注意

びっしりと実装された基板。製品名をシルク印刷する余白も無いほど

LGA2011-v3はソケットのサイズが大きいため、基板上のかなりの面積を占有してしまうが、ギリギリまで部品を実装するなどして、PCI Express x16スロット、DIMMのメモリスロット×2、SATA 6Gb/s×6ポート、Ultra M.2ソケット等の搭載スペースを確保した。なおソケットはNarrowタイプとなるため、対応CPUクーラーが付属する。

バックパネルのインタフェースは、IntelチップによるデュアルGbE、eSATA、USB3.1×2(ASMediaのASM1142チップ)、USB3.0×4、USB2.0×2、オーディオ、PS/2など。CPUにGPUが内蔵されていないため、グラフィックス出力はない。画面を出力するためには、別途グラフィックスカードが必要となる。

NarrowタイプのCPUクーラーが付属。簡易水冷用のマウンタも同梱される

デュアルGbEはチーミング機能に対応。Type-AのUSB3.1も2ポート搭載した

Noctuaから強力な小型CPUクーラー

Noctuaの「NH-L9x65」は、ロープロファイルCPUクーラー「NH-L9」のヒートシンクを厚くし、ヒートパイプを2本から4本に増やしたことで、冷却性能を強化したモデル。高さが37mmから65mmになったものの、TDPは最大140Wに対応しており、LGA2011-v3でも利用可能となった。搭載ファンは「NF-A9x14」で、回転数は600~2,500rpm。オリオスペックでの価格は8,024円だ。

Noctuaの「NH-L9x65」。占有面積は従来通り95×95mmで干渉しにくい

ヒートパイプは2本から4本に増強。LGA2011-v3にも新たに対応した