Apple Watchは世界9カ国で4月24日に発売となった。4月10日から受付始めた予約販売が中心となったが、一部の店舗や量販店にも限られたモデルながら在庫があり、購入することができた顧客もいた。東京都内での配送状況も、朝には届いた人が多かったようだ。
筆者も自分のApple Watchとして、ステンレススチールのApple Watch 42mmとミラネーゼループの組み合わせを使い始めた。
Apple Storeで試着が始まった4月10日に、表参道で試着した人たちに話を聞くと、男性に最も人気だったのがミラネーゼループだ。高い質感からフォーマルをこなしつつ、個性的な印象を見せるこのバンドは、現段階では最もApple Watchらしい組み合わせといえるかもしれない。
箱を開ける、身につけてみる
Apple Watch Sportでは長細い箱に収められていたが、Apple Watchの箱は正方形の箱。また、充電器も、前者は白い塗装がされいたが、後者はメタリック。コレクションの違いから、様々な差別化が施されていることが分かる。
箱を開けると、すぐにApple Watchと対面できる。ディスプレイ、背面のセンサー、磨き上げられた側面、ミラネーゼループのバックルなど、丁寧にフィルムが貼られており、輸送中に傷がつかないよう細心の注意が払われている。 これらを剥がして、まずは左手に通してみる。普段リンクブレスレットのクロノグラフを身につけることもある筆者にとって、同じようにステンレスでサファイヤガラスを使ったApple Watchはかなり軽く感じる。
また、ミラネーゼループは金属だと思わせないほど非常に軽く、しなやか。手首に自然にフィットし、バックルに仕込まれている磁石は好きな長さで止めることができ、微妙な調節ができる。
普段クロノグラフを少しルーズ目にフィットさせていた筆者が好みの、ゆるめのフィットも行える。あるいはエクササイズの際は、少しきつくとめることができ、このバンドの自由さを早速体験することができた。
42mmのケースは身につけるまでは大きいかな、厚いかな、と思っていたが、いざ着けてみると、さほど大きさを感じなかった。身につけると印象よりも小さく見える、と感じる人はおおかったようだ。