セットアップから初期設定まで
まずはApple Watchのセットアップだ。といっても、拍子抜けするほど、特にやらなければならない作業はない。
Apple Watchのデジタルクラウンの下にボタンがついている。これを長押しするとApple Watchの電源が入る。まず言語を選ぶが、その次が面白い。画面に表示されている立体手金表現された粒子のようなものが漂う画面があらわれるのだ。
これは3次元コードのような役割を果たしており、iPhoneのApple Watchアプリで「セットアップを始める」を選ぶと、このコードをスキャンするためにカメラが起動する。Apple Watchの盤面を枠に合わせて撮影すれば、Apple WatchとiPhoneのペアリングが完了する。
もちろんほかのスマートウォッチやBluetoothデバイスはNFCを使ったペアリング方法を用意している。iPhoneにも、iPhone 6以上のデバイスにはNFCが内蔵されており、Apple Watchも同様にNFCが入っている。
NFC非対応のiPhone 5・iPhone 5c・iPhone 5sをカバーするために、NFC以外の手段でペアリングを行う必要があったが、物珍しいコードでのペアリングは、これから新しい体験が始まることを強く意識させてくれる。
ペアリングが終わると、文字盤のような表現がiPhone・Apple Watchの画面に表示される。iPhoneのデータや設定をApple Watchに反映させるための作業が行われているのだ。
長ければ5分ほどかかり、この作業が終われば、Apple Watchを使い始めることができるようになる。