サムスン電子はNTTドコモ、KDDI(au)の両キャリアに向けて、画面の両側が湾曲しているデュアルエッジスクリーンを搭載した「Galaxy S6 edge」を提供する。発売日はともに4月23日になる予定。本稿では、写真で端末のポイントをチェックしていく。

画面の両側が湾曲している、デュアルエッジスクリーン搭載の「Galaxy S6 edge」。NTTドコモ、KDDI(au)の両キャリアから発売される

Galaxy S6 edgeは、約5.1インチのSuper AMOLED(解像度2,560×1,440ピクセル、577ppi)を搭載したAndroidスマートフォン。リアとフロントパネルに強化ガラスを、サイド部分にメタル素材を採用し、高級感を演出している。ドコモ版「Galaxy S6 edge SC-04G」のカラーには、Green EmeraldとGold Platinumの2色を用意。au版「Galaxy S6 edge SCV31」はブラック サファイア、ホワイト パール、ゴールド プラチナの3色で展開する。

ドコモ版「Galaxy S6 edge SC-04G」の様子

au版「Galaxy S6 edge SCV31」の様子

ディスプレイの両端が湾曲している、デュアルエッジスクリーンが本端末の最大の特長。最大5人までの連絡先を登録できる「ピープルエッジ機能」を搭載しており、よく連絡をする人からの電話やメールがひとめで分かる。不在着信や未読メールがある際は、画面端にカラーラベルが表示される。それをスワイプすることで、電話やメールなどの機能にアクセス可能できる仕様だ。

例えばブルーで登録した人からの音声着信時には、伏せているS6 edgeのサイドバーが青く光る(写真左)。ホーム画面をつけると、サイドバーには青のラベルが表示される(写真右)

エッジのカラーラベルをスワイプすることで、簡単に返信できる

背面には1,600万画素、前面には500万画素のCMOSカメラを内蔵。明るい場所ではさらに見やすく、暗い場所では眩しくなく回りの環境に左右されず、くっきりと表示できる。F値1.9の明るいレンズにより、暗い場所でも明るく撮影可能。特に背面カメラは光学式手ブレ補正と電子手ブレ補正機能に対応しており、従来より画質劣化が少なく、よりブレのない写真撮影が実現できる。

カメラの利用イメージ。ホームボタンをダブルタップすることで、カメラをクイック起動することもできる

通信面では、ドコモ版ではLTE-Advanced(PREMIUM 4G)により、au版ではキャリアアグリゲーションに対応したau 4G LTEにより、下り最大225Mbpsの高速通信が利用できる。なおau版では下り最大220MbpsのWiMAX 2+にも対応している。

ホーム画面の様子(写真はau版)

このほかの仕様は、以下の通り。OSはAndroid 5.0、CPUはExynos7420(オクタコア、2.1GHz+1.5GHz)。内蔵メモリは3GBで、ストレージは64GB。外部ストレージには対応していない。サイズ/重量は、高さ約142mm×幅約70mm×厚さ約7.0mm/約132g。バッテリー容量は2,600mAh。連続待受時間は、LTE接続時が約400時間、3G接続時が約440時間、GSM接続時が約360時間。連続通話時間は、LTE接続時が約950分、3G接続時が約920分、GSM接続時が約640分。おサイフケータイ、ワンセグ/フルセグ、ハイレゾ再生などの機能も搭載する。なお、防水/防塵、赤外線通信には非対応。

純正製品だけでなく、サードパーティからも多種多様なカバーが発売される予定