説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『「リマインダー」が通知センターに表示されません!?』という質問に答えます。
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iOSに標準装備の「リマインダー」は、やるべきこと/忘れてはならないことを書き留めておくためのアプリです。その名のとおり備忘録代わりに利用でき、指定日時が近づいたとき通知するよう設定することができます。iPhoneの位置情報機能を利用し、指定した地点に到着/出発したタイミングで通知することも可能ですから、もの忘れがしがちな人にとっての強い味方になりうるアプリといえます。
その「リマインダー」ですが、登録した項目(予定)のすべてが通知センターに表示されるわけではありません。表示されるのは日時指定がある予定だけで、場所指定や優先順位指定だけでは無視されます。逆にいえば、日時指定を行わないかぎり、通知センターの利便性を生かしたリマインダーの活用はできません。
しかも、通知センターに表示されるのは、日時指定がある予定のうち期限が当日までのものに限られます。期限が過ぎた予定は表示され続けますが、期限が翌日以降、たとえば3日後や1週間後という予定は通知センターに表示されません。
リマインダーが通知センターに表示されれば、予定をタップしてアプリを起動できるだけでなく、行頭にある「○」をタップしてステイタスを実行済みに変える(通知センターから消す)こともできます。期限が数日先の予定を表示することはできませんが、この仕様を理解しておけば混乱はないでしょう。
なお、翌日以降の予定を通知センターに表示したい場合には、サードパーティー製リマインダーアプリを使うという手があります。たとえば、「OneList」(100円)というアプリはiOS 8のウィジェット機能に対応しており、翌日以降の予定も通知センターに表示できます。標準装備の「リマインダー」では飽き足らない場合、利用を検討してはいかがでしょうか。