説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、「ちょっとしたメモを残したいとき、どの方法がお勧めですか?」という質問に答えます。

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「メモ」という言葉の意味にもよりますが、18文字以内の短い文で備忘録代わりであれば「リマインダー」アプリが便利です。入力した文で指定した時間に通知(ダイアログ/バナー)を表示できますから、帰宅途中に牛乳を買って帰る、などといった自分宛の伝言を残すとき重宝します。18は単なる目安ですが、iPhone 6で1行に表示できる文字数ということもあり、すっと頭に入ってくるという点でも手ごろではないでしょうか。

18文字を超える場合には、「メモ」アプリを利用したほうがいいでしょう。複数の文章を分けて登録しておくことができますし、最後に編集をくわえた日時も記録されますから、いつ作成したメモなのか一目瞭然です。メモをもとに「メール」や「メッセージ」で送信するメッセージを作成するなど、他アプリとの連携も可能です。少しまとまった量の文章を書き留めておきたいとき、便利に使えることでしょう。

文を入力する方法も重要です。両手を使える状況であれば、使い慣れたソフトウェアキーボードで入力するのが無難かつ確実な方法です。混雑した場所では難しいものの、片手を自由に使えれば短いメモを作成するにはじゅうぶんでしょう。

手を離せないときには、ある程度の大きさで声を出せる状況であれば「Siri」を使う手があります。リマインダーに登録する場合は、ホームボタンを押しながら「○○○とリマインド」と話しかければいいですし、メモの場合も同様に「○○○とメモ」と話せばメモを作成できます。2、3行にわたる文章を作成する場合は、「メモ」アプリを起動して音声入力(ソフトウェアキーボードのマイクボタンをタップして開始)を利用すればいいでしょう。

ほかにも、「ボイスメモ」を利用して自分の声を録音する、App Storeで見つけたメモ用アプリを利用するなどの方法がありますが、Siriとの連携が可能な「リマインダー」と「メモ」があればかなりの用はこなせます。この2つのアプリで試行錯誤してからでも遅くないのではないでしょうか。

複数行におよぶ"メモ"であれば、メール/メッセージや各種アプリ、AirDropなどの方法で他の人にも渡せる「メモ」アプリが便利に使えるでしょう