米Microsoftは中国で開催のWindowsハードウェアエンジニアリングコミュニティ会議で17日、次期OSの「Windows 10」を今夏に提供すると発表した。190カ国111の言語で利用可能になる。

スマートフォン向けWindows 10

Windows 10は、PCほかスマートフォン、タブレットで動作する共通のプラットフォーム。Windows 7、Windows 8.1、Windows Phone 8.1搭載デバイスをサポートし、技術プレビュー版が、PCおよび一部のスマートフォン向けに公開されている。ただし、国内で販売されたスマートフォンに限れば、KDDIが2011年に発売した「IS12T」以来、販売されておらず、対応端末がないのが現状(IS12TはWindows Phone 7.8までのサポート)。

Windows Phone 8以降の端末が国内利用できない状況が続いているが、マウスコンピュータ、プラスワンマーケティングの2社は、Windows Phone 8.1搭載端末を近く販売すると発表しており、今後、両端末においてもWindows 10が利用可能になることが期待されている。

3月初頭にスペインバルセロナで行われた携帯電話関連の展示会「MWC 2015」で、Windows 10のサポートについて、マウスコンピューターは、技術面で不明な点はあるができうる限りアップデートを提供したいとし、プラスワンマーケティングは確約はできないものの、できるだけアップデートをサポートしたいと表明している。