ニコンは3月2日、デジタル一眼レフカメラ「D7200」を発表した。発売は3月19日で、価格はオープン。
パッケージは本体のみのものと、交換レンズ「AF-S DX NIKKOR 18-140mm f/3.5-5.6G ED VR」が付属するレンズキット、「AF-S DX NIKKOR 18-300mm f/3.5-5.6G ED VR」が付属するレンズキット、バッテリーパック「MB-D15」が付属するバッテリーパックキットの計4タイプが用意される。
推定市場価格は本体のみが149,000円前後、18-140mmレンズ付属のものが189,000円前後、18-300mmレンズ付属のものが224,000円前後、バッテリーパックキットが165,000円前後となっている(いずれも税込)。なお、バッテリーパックキットは数量限定での販売だ。
2013年3月に発売された「D7100」の後継機で、光学ローパスフィルターレスのDXフォーマット(23.5×15.6mm)CMOSセンサーを搭載する上級者向けモデルだ。センサーの有効画素数は2,416万画素。ローパスフィルターを省略することで、センサーの高い画素数やNIKKORレンズのシャープな描写力を最大限活かせるとする。
AFシステムは、「D750」と同じ「アドバンストマルチCAM 3500IIオートフォーカスセンサーモジュール」を採用した51点AFシステムを搭載する。フォーカスポイントはD7100と変わらないが、AFの低輝度限界は-3EVまで対応し、暗所でのAF性能を向上させた。
高速な画像処理エンジン「EXPEED 4」と内蔵バッファメモリーの容量を拡大したことによって、撮影範囲DX時には秒間6コマの速さで100コマ(JPEG)までの連続撮影が可能となった。14ビットロスレス圧縮RAWでも同じ速度で18コマまでの連続撮影が可能だ。
通信機能として、IEEE802.11b/g準拠のWi-Fi(無線LAN)を搭載。NFC(近距離無線通信)も備え、対応のスマートフォンなどとカメラのWi-Fi接続をワンタッチで行える。
そのほか、DXフォーマットレンズの焦点距離の約1.3倍の画角で撮影を行える1.3×クロップ機能の搭載、ファインダー内の高輝度・高コントラストな有機EL表示素子の採用、上面と背面にマグネシウム合金を使用した高耐久なボディなどの特徴を持つ。
主な仕様は、マウントがニコンFマウントで、撮像素子が有効2,416万画素のDXフォーマット(23.5×15.6mm)CMOSセンサー、対応感度がISO100~ISO25600。シャッタースピードは1/8,000~30秒となっている。
ファインダーは視野率が約100%(DX時)、倍率が約0.95倍(50mm f/1.4レンズ使用、∞、-1.0m-1時)、背面のモニターは3.2型・約122.9万ドット(RGBW)の液晶方式。利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード、記録形式は静止画がRAW、JPEG、動画がMOV(H.264/MPEG-4 AVC)、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60pだ。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約1,110枚。
本体サイズと重量はD7100と変わらず、約W135.5×D76×H106.5mm/約675g、バッテリーとSDカードを含む重量は約765gとなっている。