Windowsタブレットはココが魅力!

タブレット市場はiPadやAndroidタブレットがシェアの多くを占めているが、Windowsタブレットを選ぶ理由としては、前述したとおり、価格が安いことがひとつ。また、Windows用のアプリや周辺機器が、ほぼそのまま利用できることが挙げられる。特にアプリがそのまま動作するのは大きく、新しいアプリの使い方を覚えたり、データ移行する手間を考えなくて済む。また、ブラウザゲームや動画配信で使われているFlashの最新版も動作する。タブレット端末自体の処理性能はさほど高くないため、高度なグラフィックを駆使したハイエンドのPCゲームを動かすのは難しいが、カジュアルなゲーム端末としては十分だ。

また、これまで使ってきたPCからのデータの移行も簡単で、ネットワーク越しにファイル共有を使ったり、外付けハードディスクやUSBメモリなどでデータをコピーしてやるだけでいい。Microsoft Officeなどを始めとする各種Windowsアプリも従来のものがそのまま動作するので、ほかのモバイルOS用のOfficeアプリのように、互換性などの点で妥協する必要がない。周辺機器についても同様に、Windows向けのものがそのまま利用できる。また、細かいことではあるがインターフェースのカスタマイズの自由度も他のOSと比べて非常に高く、いじり倒して使いやすい環境を整えたいこだわり派ユーザーには最適と言えるだろう。

ちなみに、マイクロソフトは10年以上前のWIndows XPの頃からペン操作のタブレットPCをOSで標準サポートしており、長年タブレット製品を扱ってきたという実績がある。Officeスイートに含まれる「OneNote」のようにタブレットでの利用に特化されたアプリもあり、ただ単にタブレットブームに乗っかってタブレット用OSを出したわけではないのだ。

Microsoft OneNoteはタブレットで使うことを前提としたメモアプリ。指、またはスタイラスペンがあればどんどんメモを取っていける。クラウド越しにスマートフォンとのデータ共有も可能だ