日本マイクロソフト Windows本部本部長の三上智子氏は、「最新のパソコンは、より快適で、イライラすることなく使える環境が整っている。多くの人にパソコンを購入してもらえるような提案に向けて協力していきたい」と語る。

日本マイクロソフト Windows本部本部長の三上智子氏

三上本部長は、Windows 8.1搭載パソコンのパフォーマンスについて、具体的な指標を用いて説明。Windows 8.1搭載パソコンは13秒で起動するに対して、Windows 7の起動時間はその2.5倍、Windows Vistaの起動時間は2.9倍、Windows XPでは3.3倍に達することを説明。

「これは、Windows 8.1に搭載されている高速スタートアップ機能によるもの」とした。また、Windows 8.1のシャットダウンは9秒で完了。Windows 7では1.6倍、Windows Vistaでは1.8倍、Windows XPでは2.8倍であることを示した。

ファイルのコピー時間(数100枚の写真のコピー)は、Windows 8.1に対してWindows 7は2.3倍、数GBの複数動画コピーはWindows 7で3.3倍の時間がかかる。ウェブサイトで動画を視聴する際には、Windows 7では2倍かかるという結果が出ていることを示し、最新パソコンに搭載されているWindows 8.1の性能の高さを強調してみせた。

さらに、「4K動画をメディアプレーヤーで再生している際のCPU使用率は、Windows 7搭載パソコンでは大きな負荷がかかっているのに対して、Windows 8.1搭載パソコンではまだ余力がある。Windows 8.1搭載パソコンでは動画を観ながら、他の作業もできる」とした。

三上本部長は、「2年後の2017年4月12日には、Windows Vistaの延長サポートが終了する。現在、340万台のVista搭載パソコンが日本で稼働していると想定される。今年(2015年)1月には、Windows 7のメインストリームサポートが終了したところ。これはマイクロソフトが定めたサポートライフサイクルに則ったものであるが、延長サポートの終了を待たずに最新パソコンに買い替えていただき、最新の環境で利用してもらうメリットを、パートナー各社とともに訴求したい」と述べた。

一方、NECパーソナルコンピュータ 取締役執行役員常務の留目真伸氏は、「LaVie Hybrid ZEROは、軽量化を徹底的に追求。重さのイライラを解消できる。それでいてパフォーマンスと表示性能が高いことから、タブレットモードにしても文字が読みやすい。古いパソコンの撲滅に向けて、古いパソコンの検挙率をあげていく」とコメント。

東芝 パーソナル&クライアントソリューション社営業統括責任者の長嶋忠浩氏は、「薄さ、軽さ、バッテリ駆動時間を追求するとともに、スマホのスピーカー代わりにパソコンを使用できるといったスマホ連携機能も持つ。起動時間の短縮や編集作業が効率的に行えるハイブリッドHDD搭載のほか、フルHD画面による細かい文字の表示にも適している。東芝製のパソコンをよろしくお願いしたい」と語った。

富士通 ユビキタスビジネス戦略本部本部長の高木達也氏は、「新たに発売したFMV LIFEBOOK GHシリーズは、本体はデスクトップ並の性能を持つ一方、表示部だけを外してタブレットとして持ち運んで利用できる。15.6型の液晶画面は約980gと軽量であり、家の中を軽快に持ち運べる。また、人が近づくと自動的に起動するといった、人に優しいPCである」と述べた。