今回、スキーのほかに、犬ぞりを体験することができた。ここで試したのが、一定間隔(15秒・2分・5分)で静止画や動画を自動撮影できる「インターバル撮影」だ。今回は15秒間隔のインターバルで静止画を5枚撮影した後に、5秒間の動画を撮る(これを繰り返す)というモードで撮影した。犬ぞりのほか、ホテルの夕食の様子も撮影したので、合わせてご覧いただこう。

インターバル撮影モードで、犬ぞりの様子を撮影。右の写真の矢印の位置(犬ぞりのハンドル部分)にカメラを取り付けている

こちらが、犬ぞりの様子を収めた動画。静止画のインターバル撮影も試してみた

群馬県にある水上高原は、温泉でも有名な土地柄。温泉といえば卓球である。実際、ホテルの娯楽施設には卓球台が用意されていた。ということで、卓球台の端にEX-FR10を乗せて、好きなタイミングでスナップ写真を撮ってみることにした。EX-FR10では、静止画の撮影モードとして「プレミアムオート」のほか、「TOY」(トイカメラ)、「SOFT」(ソフトフォーカス)、「LIGHT」(ライトトーン)、「SEPIA」(セピア)、「MONO」(モノクローム)が利用できる。PCやスマートフォンを介さずとも、こうした特殊加工の写真が手軽に撮影できるのが嬉しい。

TOYモード(写真左)と、SOFTモード(写真右)で撮影。印象的な写真に仕上げることができた

スマートフォン向けには、無料アプリ「EXILIM Link」が提供されている。同アプリを使えば、EX-FR10で撮影した静止画や動画をスマートフォンに転送できる。また、アプリからシャッターを切ることも可能だ。例えば、撮った写真をいますぐSNSにアップしたい。あるいは日中に撮影した写真や動画を、夜ホテルの部屋でスマホの大きな画面で確認したい。そんなときに重宝しそうだ。

スマートフォン向けには「EXILIM Link」アプリが提供されている。EX-FR10で撮影したファイルをスマートフォンに転送できるほか、アプリからシャッターを切ることも可能

ちなみに今回、スキーや犬ぞりを楽しみながら多数の静止画や動画を撮影したが、バッテリーが空になったのは夜だった。カシオ計算機の事前説明で「EX-FR10は低温の環境下では電池の減りが早くなる」と聞いていたが、バッテリーの持ちは筆者が想定していたよりも良く、充電切れで困るような事態には陥らずにすんだ。

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本稿では、冬のスキー場でEX-FR10の使い方を試した様子をお伝えしてきた。スポーツやレジャーでアクションカメラを利用する場合、小ささ、軽さ、耐衝撃といった性能は必須となる。EX-FR10ならそれらの条件を全て満たしている上に、防水・防塵にも対応している。高画質で撮影できる点も大きなメリットだ。季節を問わず、カメラの習熟度も問わず、海にも山にも何処へでも気軽に持っていけるEX-FR10。工夫次第で、様々な用途で活躍してくれそうだ。気になった方は、ぜひチェックしてみて欲しい。