例えばカメラ部を服あるいは頭部などに、コントローラー部を腕に装着しておくような使い方では、好きなタイミングで腕のコントローラーを操作して写真が撮れる。カメラのファインダーを覗いて写真を撮影する場合、無意識に構図を調整してしまうが、この撮影スタイルであれば、常識に縛られない自由な写真が撮れるかも知れない。

リフト乗車中、服につけたEX-FR10で撮影(写真左、ISO100、f/2.8、1/3200秒)(写真右、ISO100、f/2.8、1/4000秒)。画質も非常に綺麗だ

また、カメラ部に三脚ナットを取り付けることで、一脚(いわゆる自撮り棒)や吸盤タイプのカメラスタンドを利用することも可能。撮影のバリエーションが格段に増えるだろう。

例えば、家族でスキーをしに来ているような場合。家族の写真を撮ることに熱心なお父さんは、自身が写真に写る機会が少なくなりがちだ。しかしEX-FR10と一脚を使えば、家族と一緒に楽しくスキーを滑っている様子を簡単に撮影できるだろう。

カメラの三脚ネジも使用可能。一脚を利用したり、吸盤タイプのカメラスタンドを利用したりと、撮影方法のバリエーションが格段に増える

ここで、一脚を使って自撮り撮影した様子、および後頭部にカメラを装着して後続のスノーボーダーを撮影した様子を動画で紹介する。なお一脚を使った撮影は、周りのスキーヤー・スノーボーダーの安全に充分配慮した上で行っている。

一脚を手に持ち自撮りしながらスキーをした様子(写真左)と、後頭部にカメラを装着して後続のスノーボーダーを撮影した様子(写真右)

こちらがEX-FR10で撮影した動画

一脚×2本、夕食、卓球と撮影は続く

この後、一脚を天に掲げて撮影してみた。軽量のEX-FR10だからこそできる撮影方法だ。滑っているスキーヤーの真上、真横、真正面、真後ろから撮影すると、これまで見たことのないような絵面になった。ちなみに撮影の途中で転んだり、カメラを雪に近づけすぎてレンズが雪まみれになったりしたが、防水・耐衝撃・耐寒性能が本領を発揮。全く影響がなく撮影を続行できた。

一脚を2本つなげて撮影。滑っているスキーヤーの真上、真横、真正面、真後ろから撮影してみた

こちらが、2本の一脚を使って撮影した動画