東芝は26日、2015年春モデルのPC新製品として、21.5型の液晶一体型デスクトップPC「dynabook D」シリーズを発表した。TV機能搭載モデルはD81/D71/D51の3モデルを用意。2月中旬から発売し、価格はオープン。店頭予想価格は税別150,000円台半ばから。

dynabook D81

一体型デスクトップの「dynabook D」シリーズは、新たにキーボードとマウスを刷新。キーボードは従来のラバードーム構造からパンタグラフ構造へ変更し、打鍵音の静音化や安定性の向上を図った。サイズも一回り小型化し、本体下部に収納できるようになった。キーの印字サイズも120%拡大している。マウスは従来の曲線中心のデザインから、直線を採用した新デザインに変更した。本体の基本性能は前モデルに準じる。

また、TV機能搭載の「dynabook D」シリーズ2014年秋冬モデルは商品名に「REGZA」の名称が付いていたが、2015年春モデルからはTV機能の有無にかかわらず、「dynabook D」シリーズとして名称が統一されている。

dynabook D81

dynabook D81

dynabook D81は、シリーズ最上位モデルにあたり、唯一タッチ操作に対応する。地上/BS/110度CSデジタルTVチューナーを3基搭載し、うち1基は電源ボタンを押してから約1秒で視聴可能になる「今スグTV」用となる。店頭予想価格は税別230,000円台半ば。

主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4710MQ (2.50GHz)、メモリがPC3L-12800 8GB (8GB×1)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4600 (CPU内蔵)、ディスプレイが21.5型ワイド液晶 (1,920×1,080ドット)、ストレージが3TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応ブルーレイディスクドライブ、OSがWindows 8.1 Update 64bit。

通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、Gigabit対応有線LAN、Bluetooth 4.0を装備。インタフェースはUSB 3.0×4、USB 2.0×2、HDMI入力、HDMI出力、92万画素Webカメラ、SDカードスロットなど。オンキヨー製のステレオスピーカーを搭載する。

本体サイズはW516×D170×H365mm (最小傾斜時)、W516×D240×H330mm (最大傾斜時)、重量は約8.0kg。カラーはプレシャスブラックのみ。ソフトはAdobe Photoshoop Elements 12、Microsoft Office Home and Business Premium プラス Office 365 サービスなどが付属する。

右側面

左側面

背面

dynabook D71、dynabook D51

dynabook D71 ブラック

dynabook D51 ホワイト

「dynabook D71」は、2基の地上/BS/110度CSデジタルTVチューナーを搭載したモデル。TVチューナー以外の主な仕様は、「D81」からタッチパネルや「今スグTV」機能、HDMI出力が省かれる。本体サイズは同等だが、重量は約7kg。店頭予想価格は税別210,000円前後。

「dynabook D51」は、地上デジタル対応のみのシングルTVチューナーモデル。CPUがIntel Celeron 2950M(2.00GHz)、メモリが4GB、HDDが2TB、DVDスーパーマルチドライブの搭載となる。店頭予想価格は税別150,000円台半ば。

D71、D51とも本体色はプレシャスホワイトとリュクスブラックの2種類を用意する。