際立つスケルトンボディ

際立つのがそのデザイン。内部が透けて見えるスケルトンボディで、KDDIがかつて販売していた携帯電話「X-RAY」のようなデザイン。それもそのはず、デザインはX-RAYと同じ吉岡徳仁氏。田中社長は、「オープン(技術を使った端末)だから中身を見せなきゃいけないだろうということで透明ボディ」を選んだとしており、本来は見えない内部構造が見えるため、部材の配置にもこだわったという。ちなみに、端末自体の開発はLG電子が行っている。

スケルトンボディで内部が透けて見える

右が標準のシボ加工のカバー。左は限定で提供される透明カバー

本体カラーはゴールドで、背面カバーは変更可能。標準カバーはシボ加工が施された透明なものだが、フラットなスケルトンカバーを限定数提供するキャンペーンも実施。こちらに変更すると、より一層中身がはっきり見える。

本体側面

本体上部と底部

ネジ山を含めてゴールドの特注のネジは通常のネジの40倍のコストで、Firefoxのロゴが埋め込まれたホームボタンも、1回30万円かかる試作を10回繰り返して作ったというほど、デザインにはこだわったという。背面から見ると携帯のアンテナも透けて見えるが、複数あるアンテナのうち、一部がデザインのためのフェイクのアンテナだそうで、そんなところにもこだわりがある。

Firefoxロゴがあしらわれたホームボタン

この中にフェイクのアンテナがある

実際、デザインは写真などで見るよりインパクトもあるし、見栄えもいい。田中社長は「デザインにおいてもギークをターゲットにしている」とアピール。「ギーク」向けかどうかはともかくとして、独特のデザインで特徴的なのは間違いない。

microSDXCスロットとマイクロSIMスロットがある。バッテリは交換可能