既報の通り、サードウェーブデジノスは18日、同社が展開するWindows搭載タブレットのラインナップ拡充を発表し、新たに3製品を追加した。これに伴い、都内で記者説明会を開催。サードウェーブデジノス PC本部 企画部 企画課 課長 冨岡功氏が製品の特長を解説した。

サードウェーブデジノス PC本部 企画部 企画課 課長 冨岡功氏

サードウェーブデジノスは、2014年11月に同社として初となるWindows搭載タブレット「Diginnos DG-D08IW」を投入。Windows搭載ながら税別18,500円という低価格で、発売後すぐに品薄となるほど人気を獲得している。

今回は新たに、8型モデル「Diginnos DG-D08IWB 32GB」、8.9型モデル「Diginnos DG-D09IW」、10.1型モデル「Diginnos DG-D10IW2」を追加し、ラインナップの拡充を図った。これでWindows搭載タブレットでも複数のモデルから選択可能となった。

すべてのモデルでOSにWindows 8.1 with Bing、プロセッサにBay Trail-T世代のIntel Atom Z3735F、メモリに2GBを採用する。

ストレージは「DG-D08IWB」が16GBだったのが、今回の3モデルでは32GBに強化されている。ストレージ容量の増加により、購入時のオプションでMicrosoft Office Home and Business 2013のプリインストールが選択できるようになった点が、従来モデルとの違いとして大きなポイントだ。冨岡氏によるとデフォルト状態のストレージ空き容量は20GB程度、 Office Home and Business 2013のインストール時で17GB程度だという。

また、どの製品も通信機能としてIEEE802.11b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0+HSを備える。Android搭載モデルではSIMロックフリー対応モデルを販売しているが、Windows搭載タブレットに関しては「前向きに検討したい」(冨岡氏)と答えるにとどまった。

追加された3もデル。左から10.1型モデル「Diginnos DG-D10IW2」、8.9型モデル「Diginnos DG-D09IW」、8型モデル「Diginnos DG-D08IWB 32GB」

DG-D08IWB 32GB

DG-D08IWBのストレージ強化版という位置付けのモデルで、価格は税別23,130円。DG-D08IWBとDG-D08IWB 32GBは併売するので、価格とストレージ容量から考えて製品選択できる。ラインナップの中では最もコンパクトなモデルとなる。

DG-D08IWB 32GBの特徴と仕様

主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイがマルチタッチ対応8型(1280×800ドット)、OSがWindows 8.1 with Bing。

通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HSなど。インタフェースはmicroSD、microUSB、microHDMIなど。カメラは前面200万画素、背面200万画素。センサーは加速度、GPS。バッテリ駆動時間は約6.1時間(JEITA 2.0)。本体サイズはW214×D128×H8.6mm、重量は345g。

DG-D08IWB 32GB

インタフェースとしてmicroUSB、microHDMIを備える

DG-D09IW

8.9型とDG-D08IWBよりも一回り大きなディスプレイを搭載したモデル。解像度もWUXGA(1,920×1,200ドット)と高く、表計算シートや文書、資料などが閲覧に適しているという。価格は税別27,760円。

DG-D09IWの特徴と仕様

主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイはマルチタッチ対応8.9型WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶、OSがWindows 8.1 with Bing。

通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS。インタフェースはUSB 2.0、microUSB、microSD、microHDMIなど。カメラは前面200万画素、背面500万画素。センサーは加速度、GPS。バッテリ駆動時間は約6.1時間(JEITA 2.0)。本体サイズはW234×D159×H9.4mm、重量は約480g。

DG-D09IW

薄さは9.4mmで3モデルの中では最も厚い

microUSB、microHDMIに加えて、フルサイズのUSB 2.0ポートを備える。幅広い周辺機器に対応する

DG-D10IW2

10.1型WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶を搭載したモデル。ほかのモデルと比べて容量が大きなバッテリの搭載が可能で、バッテリ駆動時間は約8.8時間(JEITA 2.0)と長時間駆動を実現する。価格は税別税別37,980円。

DG-D10IW2の特徴と仕様

主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ディスプレイはマルチタッチ対応10.1型WUXGA(1,920×1,200ドット)液晶、OSがWindows 8.1 with Bing。

通信機能はIEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0+HS。インタフェースはUSB 2.0、microUSB、microSD、microHDMIなど。カメラは前面200万画素、背面500万画素。センサーは加速度、GPS。バッテリ駆動時間は約6.1時間(JEITA 2.0)。本体サイズはW260×D168×H9.2mm、重量は約560g。

DG-D10IW2

こちらでもフルサイズのUSB 2.0を搭載する。充電はmicroUSBから行う

側面にポゴピンを備える。これを利用した周辺機器も企画中とのことだ