WZソフトウェアは8日、ライティング専用テキストエディタの最新版「WZ Writing Editor 2」を発表した。Windows Vista / 7 / 8 / 8.1の各32bit/64bit版で動作し、前ユーザーはダウンロード版を3,800円(税別)でバージョンアップ可能。新規ダウンロード版は4,800円(税別)だが、全機能を30日間試用できる体験版も用意している。

Windows Vista / 7 / 8 / 8.1に対応する「WZ Writing Editor 2」

WZ Writing Editor 2は、WindowsのDirectWrite機能を使用し、縦書き・横書きフォントを美しく見せる機能を新たに搭載。「MS 明朝」「MS P明朝」「MS ゴシック」「MS Pゴシック」「メイリオ」「游ゴシック」「游明朝」での動作を確認しているという。縦書き表示時は、DirectWriteの半角フォントや縦中黒の位置を微調整する機能も搭載する。

また、会話文やルビといった特定の文字列に絞った俯瞰(ふかん)編集機能や、指定したキーワードによって段落の背景配色を変更する機能を備えた。主に小説や対談原稿、シナリオに登場する人物の色分けに用いる。キーワード指定は正規表現も使用可能で、これらの機能で日本語文章の作成をサポートする。また、テキストに応じて文字数や行数など290にもおよぶ設定項目を持ち、場面に応じて切り替えることが可能だ。

俯瞰(ふかん)編集機能で指定したキーワードやルビをもとに、全体を見渡したテキスト編集が可能に

「Ctrl」+「スペース」キーで実行できる「高速リサーチ」機能。長い語句を再入力する手間を省く

その他にも、既出の長い語句や熟語といったキーワードをワンキーで補完する「高速リサーチ」機能、マクロによるカスタマイズに対応したEPUB3出力、プリンタードライバーを経由しないPDF出力に対応した。

納品形態に応じて文字数や行数などを細かく調整する設定プロパティダイアログ

EPUB3への出力をサポートし、「WZ Writing Editor 2」単体で電子書籍の作成が可能になった